どん底でも楽しく ~漫画家 魚乃目三太~

ざっくり言うと
2018/10/05 すっぴん!
すっぴんインタビュー 「戦争めし」の作者 魚乃目三太さん
楽しみがあれば、生きていける

アニメ・マンガ

2018/10/05

9時台の放送を聴く
2018年10月1日(月)放送より

10時台の放送を聴く
2018年10月1日(月)放送より

11時台の放送を聴く
2018年10月1日(月)放送より

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【出演者】
パーソナリティー:高橋源一郎さん
アンカー:藤井彩子アナウンサー
ゲスト:魚乃目三太さん(漫画家)


多彩な分野のゲストからお話をうかがう「すっぴんインタビュー」に、漫画家の魚乃目三太さんが出演。
2018年8月にNHK・BSプレミアムでドラマ化された「戦争めし」や「しあわせゴハン」「噺めし」など食にまつわる漫画を数多く手がけ、今や「食漫画マスター」とも呼ばれていますが、デビューするまで非常に長い期間苦労したそうです。そのときの気概が、ペンネームにも込められているといいます。

魚乃目さん: 簡単に言いますと…漫画家としてデビューするときに、全然本誌でデビューが決まらなくて。どうしても、験を担ぎたくなって。
自分が今、地面の底辺にいると思ってたから、「踏まれて大きくなる」っていう…。だから、タコとか雑草とか魚の目とか、そんな名前にしたかったんですよ。ただそれだけです。

16歳で漫画雑誌に投稿して最終選考まで残ったことで、「いつでもデビューできる」と「慢心」してしまい、以降まったく漫画を描かなくなったという魚乃目さん。しかし、就職する際に、「この人生でいいのかな」と疑問に感じ、改めてマンガに取り組み始めました。
そこからが、苦労の連続でした。

魚乃目さん: 初めて持ち込みに行きましたら、最初に、すごいぼろかすに言われて…全然デビューできませんでしたね。ネームの段階で、描かせてもらえないんですよ。
こっちは仕事しながらなんで、朝の5時ぐらいに起きて現場に行くんですけども、夜中の3時ぐらいに編集部から電話かかってくるんです。「ボツ」っていう。で、5時に起きなきゃいけないんだけど、寝つけないわけですよ。
描くのに2週間とか1か月かかりながら、送って。また1週間ぐらい返事が来なくて。で、いきなり夜中の2時3時に「ボツ」の電話が1回ぐらいあって…そういうのが2年続いて。ちょっと、おかしくなりそうに…

そのときに、どん底の暮らしをすることになって。全部なくなったんですよ。住んでるとことか、あした何を食べようかとか。でも、「はい上がるんじゃなくて、どん底で楽しもう」って思って。
1つエピソードがあるんですけど…お米が買えない。だから、小麦粉25キロ、セメント袋みたいなのを買ってきて、自分でうどんを湯がいて食べたら、毎日手打ちうどんが食べれて、すごくおいしかったんです。
それで、なんかわかんないけど、貧乏なのに何かすごい楽しくなっちゃって。それで、「貧乏でも楽しいんだ」っていう考えが…。

具体的なエピソードを漫画に生かした、っていうことはないです。ただ、たぶん今の作品は…デビューする前に描いてたマンガと違う、何かが変わったんじゃないかな。その経験があったから、今のようになったんじゃないかなと思います。

食をテーマにした作品ではあるけれど、美味を追求するグルメではない。魚乃目さんの描く、食事に関する悲喜こもごもの人情ばなしには、「つらい人生も捨てたものではない」という思いが込められているのでしょう。

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