人は何のために生きているの?

質問者ともひろくん

放送日2018年12月29日(土)

ざっくり言うと
あらいともひろくん(小学校年生・)からの質問
人間のふしぎのオリエンタルラジオ先生が回答
人は人を愛するために生きているのです

テーマ

人間のふしぎ オリエンタルラジオ先生

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2018年12月29日(土)放送より

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放送日時:2018年12月29日(土)午前10時41分ごろ~午前10時53分ごろ

山田アナ:山田敦子アナウンサー
小菅先生:小菅正夫先生 (札幌市円山動物園 参与)
坂本先生:坂本真樹先生 (電気通信大学 教授)
藤田先生:藤田貢崇先生 (法政大学 教授)
中田先生:中田敦彦先生 (オリエンタルラジオ/ゲスト回答者)
藤森先生:藤森慎吾先生 (オリエンタルラジオ/ゲスト回答者)
ともひろくん:質問者


山田アナ: さて、それでは次の質問、最後の質問になるかな? こんにちは。
ともひろくん: こんにちはー!!
山田アナ: おお、待たせしました、元気ですね。お名前を教えてください。
ともひろくん: ともひろです!
山田アナ: ともひろくんかな? 何年生かな?
ともひろくん: 1年生で~す!
山田アナ: おうちは何県ですか?
ともひろくん: 栃木県です。
山田アナ: 栃木県。ともひろくんの質問はどういうことですか。
ともひろくん: 人は死ぬために生きているんですか? なんのために生きているんですか?
山田アナ: はい、これはすごい質問だね。ともひろくん、どうしてこれを聞いてみようと思ったのかな?
ともひろくん: いや~、人は結局死ぬのに、何で勉強しなくちゃいけないのかなと。
山田アナ: なるほど、そうよね。じゃあこれ、みなさんで答えましょうか。まずじゃあ小菅先生。ともひろくん、先生がみんなで答えるから聞いててね。
ともひろくん: はい…。
小菅先生: ともひろくん、こんにちは。
ともひろくん: こんにちは。
小菅先生: 君、小学1年生か。
ともひろくん: はい。
小菅先生: すげえな! おじさんこんなこと考えたことなかった。動物園へ行ってね、例えばゾウさん、「ゾウさんは何のために生きてるんだろうな」とか「ヒョウは何のために生きてるんだろ、カバは何のために生きてるんだろうな」ってことをね、ずっと考えてね、なかなか分からなかったんだけど。
ともひろくん: うん…。
小菅先生: 人間も動物でしょ?
ともひろくん: はい。
小菅先生: たぶんね、動物共通のなんのためっていうのはあると思うんだ。それはなにかというと、これは動物を見ていてそう思ったんだけど、「どうしておなかがすいたらたくさん食べるんだ?」とか「なんで寝るんだ?」とかいろいろ考えるとね、答えは明快でね。健康で長生きして自分の子どもをたくさん産むためなの。動物はそれに迷いがないの。ちゃんとそれをやるために生きてるって言える。じゃあ一方の僕はどうなのかって考えたときに、僕はやっぱり健康で長生きして子ども産むって、それは動物として絶対しなきゃ命に対して失礼だから、それはやらなきゃならんと思うけど、じゃあそれが終わって今、なにかすることはないのかっていったら、やっぱりそれはね、死ぬために生きてるんじゃないわけよ。
ともひろくん: えっ。
小菅先生: 生きてるっていうのは生まれてきてるんだから、死ぬまで限られた命の間に、なにが自分ができるのかということを問われているが、僕は人間だと思う。
ともひろくん: はい。
小菅先生: こんなこと考えるのは人間しかいないよ。
ともひろくん: はい。
小菅先生: チンパンジーだってね、おじさんチンパンジーと話したことないけどさ、そう思う。そんなこと考えてないと思う。ただ一生懸命、健康で長生きして子どもを産むということについては、もう迷いなくやってるわ。人間はそれ以外に何か目的を、多分持ってると思うんだけど。
ともひろくん: はい。
小菅先生: それは人によって違うと思うんだよね。
ともひろくん: は~い!
小菅先生: だけどおじさんは、今なにを目的で生きているかって言ったら「おじさんが知っている動物はこんなすごいぞ!」とか。これは知識だけではなくて、おじさんの経験もあるじゃない。こんなことを見てしまったとか動物とこんなことやれたとか。
ともひろくん: は~い。
小菅先生: そういうことをできるだけ多くの人が…。よく聞くのはね「動物なんか」とかさ、「動物でしょ」とか。人も同じなんだけど、そういうことをおじさんはずっと今まで蓄えてきたって言うのはおかしいけどね、みなさんが見えないようなことを見てきたり考えたりしてきたんで、そういうことをしっかりと伝えたい。そういうためにおじさんは今、生きてると思うんだけど。これ死ぬまでやる! 死んだらできないからね。
ともひろくん: はい。
小菅先生: 死ぬまでしっかりそのことをやるのがおじさんの目的だと思うんで。
ともひろくん: はい。
小菅先生: ともひろくんもね、とにかくまだまだこれから、ずっといろんなこと考えるから。
ともひろくん: はい。
小菅先生: そうしたらともひろくんは、ともひろくんの「俺はこのために生きている! 世のため人のためにこれができる!」というのを、ぜひ見つけてほしい!
ともひろくん: はい。
小菅先生: いいですかね?
ともひろくん: はい。
山田アナ: 小菅先生のお答えでした。一方、ロボットって死っていうのはまた。
坂本先生: そうなんですよね。
山田アナ: 坂本先生のお答えも聞いてみますね。
坂本先生: はい、ロボットって目的を与えてあげないと動かないんですね。それでよくAIとかロボットが人を滅ぼすって話の時に出てくるのが、ロボットとかに「生きる」っていうこと、「生き残る」ということを目的として与えた時に最強になると。例えば人間がこのAIロボット、言うこと聞かないから停止しちゃおうとか言った時に、生きるってことを目的に与えてあげるとそれを阻止するっていうふうに、人間が自分に危害を与えようとした時にそれを阻止しようっていうふうに動くと、そういう時に一番怖いって言われてるんです。つまり生きるために、生きることを目的にしたときに最強っていうことになるわけです。なので、「生きるために生きる」ってことなのかなってふうに先生は思いました。
ともひろくん: はぁ~い!!
山田アナ: なるほど。オリラジ先生にも来てみましょうか。どうですか?
藤森先生: 何のために生きているか。これ、ともひろ、答えは1つです。
ともひろくん: はい。
山田アナ: (笑)。
藤森先生: 人は人を愛するために生きているんです。
ともひろくん: はい。
藤森先生: ね、ともひろは今1年生だけれども、例えば、人はね1人で生まれてきて1人で死んでいくってそうそうないことなのね。
ともひろくん: はい。
藤森先生: 例えば、まず生まれて親がいるよね、親を愛することも大事だし。
ともひろくん: はい。
藤森先生: 友達を愛する、そしてね、ともひろがどんどん大きくなってきたら、今度は異性の女の子、好きな子ができるかもしれない。
ともひろくん: へい。
藤森先生: その人を愛して、どうやったら幸せになるんだろ、ということを考えながら生きていく。そのためには勉強も必要だし。
ともひろくん: はい。
藤森先生: 体育の運動も必要になってくるかもしれないし。
ともひろくん: はぁ~い!
藤森先生: 全ては人を愛するためにつながっているんだと思うよ。
ともひろくん: はい。
藤森先生: で、最後、自分が死んだ時にね、どれだけ、これ人数じゃない。どれだけの人が深くともひろの死を悲しんでくれるか。
ともひろくん: はい…。
藤森先生: これが最後の通知表だと僕は思います。
ともひろくん: はい。
藤森先生: うん。どうだろう分かったかな?
ともひろくん: はい。
山田アナ: あっちゃん先生は、どうですか。
中田先生: そうですね、たくさん女性を泣かせてきた人とは思えない…。
一同: (笑)。
藤森先生: 僕、まだ通知表が1ばっかりなんです。まだ今のところ1ばっかりで…。
中田先生: 卒業(しなきゃいけない)ってことは分かってるんだね。
藤森先生: なかなかね(卒業証書を)受け取れないんですね。
中田先生: いや~、でも藤森くんの答え、僕、感動しましたけどね。自分のために生きることがすごく大事だと思うんですけど、結局自分が一番うれしいことって誰かに喜んでもらうことだったりすると思うので、ともひろくん、今「これが好き」とか「こういう人好き」とかっていうの、友達とかいろんな。いっぱいいるじゃん。
ともひろくん: へい。
中田先生: その人たちと、長く楽しく過ごしたいでしょ?
ともひろくん: はい。
中田先生: それだけでもすごく生きてる意味ってあるよね。
ともひろくん: はい。
中田先生: で、さっき「死ぬのになんで勉強するんだろう?」って。聞いてたら多分、生き死により勉強する理由が知りたいよね?
一同: (笑)。
中田先生: でもね、大切な人に喜んでもらうにはいっぱい勉強してる人の方がいろんなことができるようになるから、いっぱい喜んでもらえるようになるのよ。
ともひろくん: はい。
中田先生: だから大人になって「ああ、もっとあの人にこんなことできたな」とか後悔しないように今いっぱい勉強しておくと、むっちゃくちゃ大人になってからいろんな人に喜ばれるよ。
ともひろくん: はぁーい!!
中田先生: うん!
山田アナ: おお、いいお返事!
中田先生: 頑張ってください。
ともひろくん: はい。
山田アナ: じゃあ、ともひろくん、最後に藤田先生から。はい、お答えです。
藤田先生: さっき小菅先生からもお話がありましたけれど、動物って必ず自分には親がいますよね。
ともひろくん: はい
藤田先生: で、ともひろくんにもお父さんがいてお母さんがいてっていうことになっていますよね?
ともひろくん: はい。
藤田先生: そのお父さんお母さんにもそれぞれお父さんお母さんがいらっしゃっていて、人間てずっと昔々から命って次々、次の代にリレーしている形になるでしょう。
ともひろくん: はい…。
藤田先生: で、今までともひろくんが学んできたことって昔の人が学んできたことを、その、エッセンスとかってよく言うけれど、大事なところを学校で学んでいって、そして自分がさらに新しく考えられるような、そういう勉強を今まさにしているところですよね? なにも学校で授業を聞いて、それだけが勉強じゃなくて、こうやって「子ども相談」に電話をしてきて質問してみるとか、あるいはラジオを聴いてくれているとか、あるいはそういう日常的な本を読む。なんでもね、小学校中学校、大学生でも、われわれ大人でもそうですけど、世の中の全てって、学ぶことですよね。
ともひろくん: へい。
藤田先生: そうやってなにをしていくかというと、「次の人になにを伝えていけるかな?」っていうのを多分考えてるんだと思うんですよ。
ともひろくん: はぁ~い…。
藤田先生: 勉強する理由ってきっと、私もね…、これはちょっと科学的な答えがないけれど、でも科学としてみれば、次の人になにを伝えるかっていうのを一生懸命学んでいて、それを今、ともひろくんがまさに学校でやってることもその1つっていうことになるのかな?と、わたしは思いますけど。
ともひろくん: へい。
山田アナ: ともひろくん。
ともひろくん: はい?
山田アナ: 先生全員で答えてくれたけど、いろんな答えを聞いて、ともひとくんはどう思った?
ともひろくん: いや、あの、次の人間って未来の人間? 子どもというか…。が、分からなかった。
山田アナ: うん。未来の人間、子どもの子どもの子どもの子どもって、ずっと続いていく未来の人間ってことですよね、藤田先生。
藤田先生: そうですね。さっきもそういう質問がありましたよね。「人間て進化したらどうなるんですか?」っていう質問も。ともひろくんも疑問に思ってるんだと思うけれど。
ともひろくん: はぁい!
藤田先生: あの、将来ね。これは誰にも分からないですよね。未来の、タイムマシンに乗ってとかっていうような話もあるけれど。未来の人間て、でも…。あ、そっか。ともひろくんはたぶんこう考えたんじゃないですかね? 「未来の人間はどういうふうになってほしいか」っていうのを考えたんじゃないですか?
ともひろくん: あぁ、考えてます。
藤田先生: あ、考えてます?
ともひろくん: はい。
藤田先生: そういう人になれるように一生懸命、知識を授けていくっていう必要があるんじゃないですかね?
ともひろくん: はい。
藤田先生: どんな人になってほしい、どんな生き物になってほしいと思います? 未来の人間。
ともひろくん: う~ん…。偉い!
藤田先生: 偉い(笑)。そういう、きっといろんなこと考えてくれてるんだと思うけど、そういう人に少しでも私たちの知識が役立つといいですよね。
山田アナ: ともひろくん、いいですか?
ともひろくん: はい。
山田アナ: はい、お電話どうもありがとう。
ともひろくん: はい…。
山田アナ: さようなら。
ともひろくん: さようなら~。

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2018年12月29日(土)放送より

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