象のキバは何に使うの?

質問者よしたかくん

放送日2018年8月31日(金)

ざっくり言うと
はしもとよしたかくん(小学校1年生・茨城県)からの質問
動物の成島悦雄先生が回答
なんのためにあるかというと地面を掘るためです。

テーマ

動物 成島悦雄先生

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放送日時:2018年8月31日(金)午前11時36分ごろ~午前11時42分ごろ

金井アナ:金井直己アナウンサー
成島先生:成島悦雄先生 (日本動物園水族館協会 専務理事)
よしたかくん:質問者


金井アナ:それでは次の方と電話がつながっています。茨城県のお友達です。もしもし。もしもーし。
よしたかくん:はい。
金井アナ:キミだよ~。こんにちは。
よしたかくん:こんにちは。
金井アナ:お名前と学年を教えてください。
よしたかくん:よしたかです。
金井アナ:はい。何年生?
よしたかくん:1年生です。
金井アナ:よしたかくんの質問は何ですか?
よしたかくん:象のキバは何のために使うんですか?
金井アナ:なるほど。成島先生お願いします。
成島先生:よしたかくん、こんにちは。
よしたかくん:こんにちは。
成島先生:よしたかくんは、象のキバをどこで見ました? あるいは象はどこで見た?
よしたかくん:象は、写真とかそんなもんでよく見ました。
成島先生:あーそうか。動物園に行ったことない?
よしたかくん:ん?
成島先生:動物園では見たことないですか?
よしたかくん:あります。
成島先生:その時、よしたかくんが見た象のキバはどうでした?
よしたかくん:キバ、何にも使わなそうでした。
成島先生:何にも使わなそう。そうかー。それであんなに立派なキバが何であるのかな?と思ったんだね。
よしたかくん:うん。
成島先生:それでいいですか?
よしたかくん:はい。
成島先生:実はね、いろんな働きをしてるんです。まずキバってどこだか分かる?
よしたかくん:口のあたり。
成島先生:うん。口のあたりね。例えばよしたかくんの歯で言うと、どの歯が象のキバと同じだと思いますか?
よしたかくん:うーん。ちょっと、とがった歯。
成島先生:あー。犬歯だね。犬歯っていうやつだよね。でもそうじゃないんだよ。前歯。
よしたかくん:前歯!?
成島先生:うん。前歯があるでしょ? キミもおじさんもあるんだけど。前歯、あるいは切歯とかいうんですけどね。前歯が、象のキバなんです。
よしたかくん:えーそうなの?
成島先生:うん。だから、犬や猫がとがった歯があるよね?
よしたかくん:うん。
成島先生:僕たち人間もとがった歯があるけども、あれは犬歯って言って。
よしたかくん:うん。
成島先生:あれは、基本的には獲物をやっつけるための特別な…。
金井アナ:犬歯は、下の歯?
成島先生:上も下も犬歯です。
金井アナ:犬歯ですか。
成島先生:はい。とがった歯が。
金井アナ:前歯って言うのは、どこを言ったのですか?
成島先生:ここです。ここですと言ってもラジオですからあれですけどね。
金井アナ:口の上の歯の、
成島先生:上の歯の、
金井アナ:真ん中。
成島先生:はい。ちょうど真ん中にある。
金井アナ:ちょうど真ん中に大きいの2つありますよね。
成島先生:それが象のキバなんです。
よしたかくん:ほおー。
金井アナ:ほー。
成島先生:だから門歯とか切歯とか言いますけれども、そしてですね。進めてよろしいですか?
金井アナ:はい。
成島先生:そしてですね、このキバの働きっていろんな働きがあるって言いましたけど、1つはねあの大きなキバで地面を掘るんです。
よしたかくん:えーそうなんだ。
成島先生:うん。何のために掘るかっていうと、地面を掘って水を見つけたりね。あるいは塩を含んでる土を見つけたりするんだよね。で、もっと掘って行って例えば木が生えてるでしょ。その木の根っこを食べたいと思った時には、どんどん掘って行って根っこを掘り出したりします。
よしたかくん:ふーん!
成島先生:あとね、木の皮。樹皮も好きなんだよね食べるのが。そういうのはキバで傷を付けて樹皮をはいじゃうってこともあります。
よしたかくん:はーん。
成島先生:後、歩いていて木が倒れていることがあるじゃないですか?
よしたかくん:うん。
成島先生:それで邪魔だよね。邪魔な時は、そのキバを使ってよいしょってやって木をどけて通り道にしたりってこともやります。
よしたかくん:ふーん。
成島先生:後、やっぱり立派なキバだから、当然オス同士ケンカする時にキバで戦うんだよね。
よしたかくん:うん。
成島先生:このキバなんだけども、折れる事があるんですよ。まあの硬い物にぶつかったりとか。
よしたかくん:うん。折れるのは知ってる。
成島先生:知ってる。折れた後どうなるか知ってる?
よしたかくん:えっとーそのまま?
成島先生:そのままでいると思うでしょ。例えば僕たちの歯は1回折れちゃうともう生えてこないよね。2回目の永久歯の場合は。
よしたかくん:うん。
成島先生:ところがね、象の門歯。キバは、どんどんどんどん一生成長するように出来てるんですね。
よしたかくん:えー生えてくるんだ。
成島先生:生えてくるっていうか、どんどん長くなってくの。
よしたかくん:へー。
成島先生:おじさんが動物園にいた時に、やっぱりアフリカゾウっていう象の、オスの象なんだけども、キバ折っちゃったんですよ。
よしたかくん:へー。
成島先生:それで治療してたらね、だんだんだんだんやっぱり毎年少しずつ少しずつ伸びてきました。
金井アナ:ほー。
よしたかくん:へー、やっぱ歯は伸びんだ。
成島先生:うふふ。キバだけだよ。あの口の中の歯は伸びないんだよ。
よしたかくん:はい。
金井アナ:ほー、キバだけ伸びるんですか。
成島先生:象のキバだけは、常に成長するような特別な歯なんです。
金井アナ:完全に抜けちゃったら駄目なんですね?
成島先生:抜けちゃったら駄目ですね。
金井アナ:途中で折れた分には伸びてくる。
成島先生:中の歯根部が残ってれば、歯根はないんですけども、歯が付いてる一番元の所が残ってれば大丈夫ですね。
金井アナ:ふーん。
よしたかくん:ふーん。
成島先生:キバってさ、とっても立派だから、人間もこれを彫刻なんかして楽しむんだよね。
よしたかくん:うん。
成島先生:知ってる? 象牙って言うんだけども。象のキバを象牙とも言うんですね。
よしたかくん:へー。
成島先生:その象牙を例えば昔は、ピアノの鍵盤なんかに使われてたんですね。
よしたかくん:へー。
成島先生:今は別の製品で作られてると思いますけども。日本なんかでは例えばパイプに使うとかね。っていうような事で色々と使われていたんですけども、人間がキバを求めてどんどんどんどん密猟していったので、象自体は今減ってるんですよ。
金井アナ:うん。
成島先生:そんな悲しいキバのお話もあるんですけども。
金井アナ:はい。いいですか?象のキバ色々と役に立ちましたね。
よしたかくん:うん。
金井アナ:分かってくれました?
よしたかくん:はい。
金井アナ:よかったです。どうも今日はありがとう。
よしたかくん:ありがとうございました。
金井アナ:さようなら。
成島先生:さようなら。
よしたかくん:さようなら。

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