「ゆく山、くる山」 気になる山小屋の年末年始は?

ざっくり言うと
長野県・八ヶ岳黒百合ヒュッテでは、フォルクローレのコンサートを開催!
年末年始に営業している山小屋は全国におよそ60軒 しっかり下調べ&準備をしてお出かけを
2019/12/28 石丸謙二郎の山カフェ

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2019年12月28日(土)放送より

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登山歴40年の石丸謙二郎さんが「山」をテーマに、さまざまな企画をお届けする「石丸謙二郎の山カフェ」。
今回のテーマは「ゆく山、くる山」。各地の山と電話をつないで朝の空気をお伝えする「山からおはよう」のコーナーは、長野県の黒百合ヒュッテのご主人、米川岳樹(よねかわ たけき)さんにお話を伺いました。


山本: けさは長野県にある「八ヶ岳黒百合ヒュッテ」です。マスターは行ったことありますか?
石丸: 天狗岳に登ったときに泊まらせていただきました。南に向いて建っているんですけどね、玄関のところに、金属で作った文字で「黒百合ヒュッテ」と、よく和室に欄間ってありますでしょ、ああいう彫り抜きになっているんですよ。だからお日様が当たると影が出来るんです、その文字の。最初にそれが影だと思わずに「わぁ、かわいい文字だな」と思っていたら影だったんですね。そういうすてきな山小屋なんです。
呼んでみましょう、米川岳樹(よねかわ たけき)さんです。もしもし、おはようございます。石丸謙二郎です。
山本: 山本志保です。おはようございます。
米川: おはようございます。
石丸: 早速なんですが、今のお天気はいかがでしょうか。
米川: きょうは快晴です。
石丸: お~。雪、ちょっと前にものすごい降りましたでしょ?
米川: そうですね。日曜日に降って、きのうもちょっと降ったんですけど、今、50センチくらいになりました。
石丸: 50センチ、というとほぼ真っ白ですね。木々もクリスマスツリーみたいになってます?
米川: はい。やっと真っ白になったところで、すごくきれいです。
石丸: 周りはやはり針葉樹ですか?
米川: そうですね、基本的にはシラビソの林になっています。
石丸: 標高はどれぐらいなんでしょうか。
米川: 2400メートルです。
石丸: そちら、確か非常に長かったと思うんですが…。
米川: 昭和31年からやっていまして、60年ちょっとですね。
石丸: はぁ~、それは長いですね。1年中やられておるんですか?
米川: そうです、年中無休でやっております。
石丸: あぁ~、大変ですね。
年末年始は、どれぐらいお客さんがいらっしゃるんでしょう。ほぼ満杯に?
米川: そうですね、大みそかは100人ぐらいになります。
石丸: お~! その日は何かイベントをやられるんですか?
米川: 南米音楽の演奏者の方がいらして、フォルクローレのミニコンサートをやる予定です。
石丸: 登っていらっしゃるんですか?
米川: ええ、そうですね。登山が好きで年越しをいつもしてもらってるので。
石丸: はぁ~、毎年。いいですね、ミニコンサート。聴きに行きたいなぁ。でも予約でいっぱいでしょうけど…。
ところで、初日の出ですね。小屋からは初日の出は?
米川: ちょっと見えないんですけど、10分ぐらい歩いたところできれいに見える所があるので、そちらで。
石丸: そうするとどの辺にお日様が出ることになります? 金峰山(きんぷさん)よりもうちょっと北でしょうね。
米川: そうですね、秩父の方ですね。
石丸: 気温的には朝方とかどれぐらいになるんですか?
米川: 今朝が、マイナス15度でした。
石丸: マイナス15度! 相当なもんですねえ。
米川: そうですね。でも、寒いときはマイナス25度とかになるので、まだまだこれからです。
石丸: もう、山の中とはいえ…。あ、そちらはストーブも確か…。
米川: 薪ストーブと、石油と、あと最近“ペレットストーブ”を入れて。間伐材とかを加工した、動物のエサみたいな木製のチップを燃やすストーブなんです。
石丸: そういう、どちらかというとエコみたいなものですね。ペレットストーブっていうんですね。いいですね。
山本: この季節はどんなふうな格好で伺ったらいいんでしょう。どんな装備が必要ですか?
米川: 基本的に冬山のフル装備で、アイゼンとピッケル、着る物は皆さんダウンとか暖かい格好で来られています。

冬装備のご参考に…「冬ハイクの楽しみ方」はこちら

石丸: かなりの重ね着をね。
米川: 暑かったら脱いでいくような感じで。
山本: 大みそか、楽しみにしていらっしゃる方が多いと思います。初日の出も、きれいに見えるといいですね。
米川: そうですね、ちょっと寒気も入ってきてたりするので、どうなるか分からないんですけど。
石丸: 晴天率という意味では高い場所ですよね? 冬場ですと、8割ぐらい晴れてます?
米川: 2月、3月とかはそのくらいだと思うんですけど、クリスマスから1月の間は曇っている日も多いですね。
石丸: 先ほど申し上げた玄関のところの影になるのって、「黒百合ヒュッテ」という文字でよろしかったんですかね。どなたが作られたんですか?
米川: そうですね、知り合いの方に作っていただいて。
石丸: あれ、確か夕日が当たるとそのまま文字が映るんじゃなかったでしたっけ。逆かな? おもしろいんですよ。影で文字を表してるというのが…。
ありがとうございました。年末のフォルクローレ楽しみにしております。
米川: はい。ありがとうございました。
山本: 黒百合ヒュッテの米川さんのお話でした。
石丸: 米川さん、何か楽しげでしたね。ワクワクしてる感が伝わってきましたけどもね。
山本: これから大忙しになると思いますけどね。たくさんのストーブで、暖かい山小屋に滞在できそうですよ。
石丸: ほかにもね、年末年始に開いている山小屋を調べてみました。北は東北から九州までおよそ60軒営業しているんですよ。
山本: 60軒、結構多いのではないですか?
石丸: 通年ではないんですけどね、通年の小屋ももちろんあります。
その中で、今ずらっと並んでるので全部は紹介できませんが、例えば四国の笹ヶ峰、あるいは九州・法華院温泉とかね。年末年始にやっておりますね。
北アルプスは5軒、中央アルプスも2軒、南アルプスは三軒、北八ヶ岳11軒、南八ヶ岳9軒、富士山の周辺は3軒、丹沢が10軒、大菩薩4軒、奥多摩・奥秩父で9軒、そして東北ももちろん、温泉付きの小屋が…。全国60軒以上、営業しております。
山本: いいですね。本当に新年というのは山の好きな方にとって、登りたくなるのですね。
石丸: そうなんです。というよりね、旅行に行く感覚なんですよ。海の好きな人は「沖縄に行きたいな」とか、スキーの好きな方は「北海道に行きたいな」ってあるじゃないですか。それを、年末年始に山の中で。大概ね、同じ方たちと出会えるんですね。
山本: そうなんですね。常連さんというか、お知り合いが、多いんですかね。
石丸: そこで年に1回しか会わない、冬の七夕みたいな感じで(笑)。
山本: 冬の七夕(笑)。
山小屋の営業は雪やルートの状況で変更になる場合がありますので、必ず小屋のホームページなどで最新の情報を確認されてください。
石丸: 装備はしっかり整えてお出かけくださいね。真冬は吹雪くこともあります。吹雪いたら引き返す気持ちでいてください。

山小屋で迎える年末年始は、すてきな年の締めくくり&年明けになりそうですね。リスナー登山者の皆さまの「ゆく山、くる山」のエピソードもぜひ教えてください。お休み中に登山予定の方は、最新情報をチェックして、暖かい服装でお出かけくださいね。

番組では、写真や番組へのメッセージ投稿お待ちしております。また、最新の放送回は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでお楽しみいただけます。ぜひ、ご利用ください。

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