この世に存在しない空想地図

ざっくり言うと
想像だけで空想地図を作成
リアルな街を見るのも好き
2020/01/10 とりしらベイビー 今和泉隆行さん(空想地図作家)

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2020/01/10

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【出演者】
小籔さん:小籔千豊さん(タレント)
みちょぱさん:池田美優さん(ファッションモデル)
今和泉さん:今和泉隆行さん(空想地図作家)


「リアルにありそうな地図~これガチよ。」

小籔さん: 今和泉隆行さんです、よろしくお願いします。
今和泉さん: よろしくお願いします。
みちょぱさん: よろしくお願いします。
小籔さん: 不思議なね。
みちょぱさん: ちょっと変わり過ぎ。
小籔さん: え、これ作りはったん?
今和泉さん: はいそうです。
小籔さん: こりゃすごいわ!
みちょぱさん: 空想地図。
小籔さん: まじで!
みちょぱさん: そうなんですよ。
今和泉さん: それっぽいんですけど。
みちょぱさん: 想像してたのはお城とか。ファンタジーな感じかなって思ったら、リアルにありそうな地図。
小籔さん: これガチよ。
みちょぱさん: どっか東京都の奥の方とかにあんじゃないかっていう。この町の名前とかも空想って言うことですよね。
今和泉さん: そうですね。
みちょぱさん: 「(ながかわ)町」とか。
今和泉さん: はい。
小籔さん: 空想地図と言いますともっとファンタジックな、ありえない建物とか。宮崎駿の世界の地図を描いているのを僕は想像したんですけど。
みちょぱさん: 私も。
小籔さん: この地図に関して言うと、どこか地方行ったときにね、例えば島根行ったときに大きな駅降りました。タクシー乗場行くときに、立て看板にあるその辺の地域の地図と全く一緒の書式。公園があってそこには緑で描いてあって、白いちゃんと細かい線が描いてあって。
今和泉さん: 公演の中の歩道ですね。
小籔さん: 川もリアルにうねってて。駅のところね。品川駅とかアプリで見たりしたら、いっぱい線路があって。これ八重洲口ってなってるけど細かくは、どこやねんみたいななってるじゃないですか。みたいな感じの。信号とか、コンビニらしきマークというか。
みちょぱさん: これも気付きました。スーパーマーケットとかコンビニとか全部それも架空の名前。
今和泉さん: そうなんですよ。
みちょぱさん: なんかありそうな。
小籔さん: で、地域によって、「(ひしだちょう)2丁目3丁目」とかも。これがほんまにぱっと出されて、「俺の地元の地図やねん」ってつったら、全員信じるくらい全く一緒。
みちょぱさん: 怖いぐらい。
小籔さん: これはすごい。
今和泉さん: ファンタジー要素ゼロです。
小籔さん: ゼロです。リアルです。
今和泉さん: そうですね。
小籔さん: これはただの嘘ですね。
今和泉さん: ただの嘘です。
みちょぱさん: ただの嘘は嘘なんですよ。
小籔さん: 空想って言うと。もうちょっとメルヘン感が連想してしまうんですけど。
今和泉さん: 理想を入れたりしますけどね。理想ゼロですね。
小籔さん: これ、人だます用の嘘。空想って言うか、架空の地図って言った感じですね。
今和泉さん: はい。
小籔さん: これはすごい。
今和泉さん: ありがとうございます。
小籔さん: これパソコンで作りはりますの。
今和泉さん: 元々、手描きですけども、仕上げはパソコンですね。
みちょぱさん: へえ。これは7歳のときから。
今和泉さん: 7歳のときはもちろん手描きなんですけど。
小籔さん: もっと緩かったでしょうけど、それが。
みちょぱさん: じゃあもう、20何年間。
今和泉さん: そうです。
みちょぱさん: ずっとこれをやり続ける。
今和泉さん: 5年、止めたりいろいろはするんですけど。
みちょぱさん: ああ。
今和泉さん: あるとき、思い出してまた作り直しって言うことがあるので。
みちょぱさん: へえ。
小籔さん: これはすごい。これは見てもらわな、分からんは。何で見れますの。
今和泉さん: 空想地図で検索するとサイトに出て来ます。全部ただで見れます。
みちょぱさん: 見てほしい。すごいよ。
小籔さん: 細かい作業をね。
今和泉さん: そうですね。細かい作業ですね。
みちょぱさん: これ全部つながるのか。今、見てるのはオリジナルの「(まごむる)市」というところの地図。どうなってるんだ、これは。
今和泉さん: 実はですね、A4で印刷したものが目の前にあると思うんですけど。30個つなげるとつながる。
みちょぱさん: 30個。めっちゃ広いじゃん。
今和泉さん: でかいので、相当広いんですよ。本当は結構。
みちょぱさん: えーすげー。
小籔さん: だから昔ね、最近ナビあるからあれですけど、僕ら世代、車の横に積んでた地図ありますやん。めくって。
今和泉さん: 冊子の。
小籔さん: 右の方ずーっと行ったら、57番ってなって、めくったらそこ、つながってるみたいな。あの本の地図と全く一緒ですね。
今和泉さん: その本の地図で育ったので。
みちょぱさん: ああ、それを作りたいって言う。
今和泉さん: はい。
小籔さん: あれと一緒。だからそれのように1枚A4サイズあるんですけど、それは隣町がまた描かれてと言うこと。
今和泉さん: そうなんですよ。市販の冊子地図育ちなので。
みちょぱさん: 「ラーメン金山」とかありそうだもんな。
今和泉さん: 「ラーメン金山」。しかも何店もあるので。
みちょぱさん: あら。
小籔さん: 一大チェーン。
今和泉さん: はい。探すと。
みちょぱさん: すごい。だって、「ファストフード」とか「マストバーガー」とかもありそう。マークもありそうな感じ。
今和泉さん: そうなんですよ。
みちょぱさん: 「スーパーマーケットミント」とか。すごい。「コンビニエブリーマート」。え、すげえな。
今和泉さん: ロゴを作ると今度はレシートとかも作りたくなってくるので。
みちょぱさん: それでレシートも作ってるってことですか。
今和泉さん: そうなんですよ。こんな感じの。
小籔さん: すごい。
みちょぱさん: え、これも架空の。
今和泉さん: はい。
みちょぱさん: 意味分かんない。え、このカードも。え、すごい。定期も。
小籔さん: ほんまや。
みちょぱさん: しかも、質感もリアル。硬めなちゃんとしたカードに。これも架空の駅って言うことですか。
今和泉さん: そうです。地図の中、捜せば出て来ます。
みちょぱさん: それ、つながるんだ。
今和泉さん: はい。
みちょぱさん: すげえ。
小籔さん: これはおもしろい。
みちょぱさん: 「(むらかみあやの)さん」も、これも架空の人。
今和泉さん: そうですね。実際に被るとは思いますけどね。
みちょぱさん: もし職質されて、これ出て来たらマジやばい人。
今和泉さん: 危ないですよね。
小籔さん: まあ、このホームページ見てくださいって言うたらいけますけどね。
今和泉さん: あと、これ先日まで東京都現代美術館に展示をしてたので。
小籔さん: あ。
今和泉さん: 東京都現代美術館の展示物ですって言えば。
小籔さん: 大丈夫ですね。
今和泉さん: 言い張れるかなと。
みちょぱさん: だって、「ネイルスタイルなごむる駅西口店」のポイントカードみたいのも、ちゃんと…。「(むらかみあやの)さん」、すげえ。マジ。
小籔さん: おもろい。
今和泉さん: そうなんですよ。
みちょぱさん: でもなんで、「(なごむる)市」。「中村市」じゃないですか。(中村と)書いて「(なごむる)市」って読む。なんで中村市なんですか? 名前が。
今和泉さん: 小学校5、6年のときに転入生で中村くんと言う友達がやって来て。彼が読みだけは変えてくれって言うので。
みちょぱさん: え、意味分かんない。
今和泉さん: 友達の名前を取って市の名前にしようとしたら。読みは変えてって言われたので、どうしようかな。「ちゅうそん市」は厳しいしなと思って。適当に濁らせて。
みちょぱさん: 「(なごむる)市」。
今和泉さん: こんなことになるとは思ってなかったので。適当に濁らせただけなんですよ。
小籔さん: そのときに。小学校5年の発想でね。
みちょぱさん: なんで友達の名前を使おうと思ったんですか、そこで。
今和泉さん: 手近に。しかも彼は空想地図を描く友達だったので。
みちょぱさん: ああ、そうか。
今和泉さん: 手近にもらおうって言う安易な発想ですよ。
小籔さん: 高知県で多分、「中村」いうところありますよ。
今和泉さん: 良くご存知でそうなんですよ。以前あって今、合併で四万十市になったので、市の名前としては消えてるんですよ。
みちょぱさん: 被らなくてまた、良いと言うことなんですかね。
今和泉さん: はい。
みちょぱさん: (カードを触って)すげー。怖わ! カードの番号の立体感。
小籔さん: つぶつぶ。
今和泉さん: はい。
みちょぱさん: それも再現してる。
今和泉さん: クレジットカードのデコボコですよね。印字された。
みちょぱさん: すげーな。なんなの。
小籔さん: 空想で地図、描いてますねんって言うたら、「へえ」って。架空のレシートとか作ってますねん言うたら一瞬ね、「ああそうですのん」やけど。実際、見てって感じですよね。
みちょぱさん: うん。
小籔さん: このクオリティ。
みちょぱさん: すごい。
小籔さん: タイトルだけでゆうたら、へえ。そうですかくらいに思う人多いと思うんですけど、これ見てビビらんやつ多分おらんでほんまに。
みちょぱさん: しかも見てください。「(むらかみあやの)さん」。学生証と運転免許証でちょっと成長してる写真が。
小籔さん: ああ。
みちょぱさん: しかも、衝撃事実。誕生日。同い年。「(むらかみあやの)さん」。
今和泉さん: あ、それは驚き。
みちょぱさん: 98年9月22日。
小籔さん: みちょぱさんと同い年か。
みちょぱさん: そう。
小籔さん: それはおるやろ。
みちょぱさん: 私と同い年だったもん。じゃあ21歳の人のこれはリアルなやつってことだから。うける。
今和泉さん: 学生証の写真は、多分この人現役で通ってるので、高校生のときの受験票の写真なんで。制服なんで。
みちょぱさん: すごい、そこまで考えてるんですか。
今和泉さん: そうです。だけど免許証はその1年後なので、いかにこの1年で大学デビューしたかと。
みちょぱさん: はあ。
今和泉さん: あか抜けましたよね。かなり。
みちょぱさん: あか抜けましたね。
今和泉さん: この1年の変化がレシートの中にも、どういう大学生活を送ってるかっていうことが見えてくると。
みちょぱさん: すげえ。怖い。まじで。すごくないですか。
小籔さん: これは、ほんまにすごい。
みちょぱさん: ナメてた。想像を2周りくらい上回って来た。
小籔さん: これはほんま、ここまで行くとそら、現代芸術の域に行きますよね。
今和泉さん: そうなんですよ。私も自覚がなかったので。呼ばれてあらあらびっくりと思いながら出展をさせていただいたんですけど。

試行錯誤の先に大発明がある

みちょぱさん: じゃあ、今はそういうお仕事を。展示のお仕事だったり、とかこういうラジオだったりとかメディアのお仕事をとかですか。
今和泉さん: 多分全収入の1割か2割くらい。
みちょぱさん: あとは何で稼いでるんですか。
今和泉さん: 例えばデザインをしたり。この架空の地図の製作も、ドラマの架空の舞台の小道具として作ることがあったり。あとは街作りの案件で、どういうふうにこの場所を上手く説明すればいいだろうって言うのがあったり。あるいは本を書いたり。記事を書いたりって言うのが。文字を書いたり。デザインしたり。どこかでお話したり。プロジェクトに入ったりって言うのが全部合わさると、ようやく1人分の収入を生み出すと。何が本業とかなかなか決められないと言うか。
小籔さん: これをやるにはいろんなスキルと能力が。他の人にはなかなか無い部分をお持ちですもんね。
みちょぱさん: 確かに。
今和泉さん: 浅く広くなんですけどね。
小籔さん: いやいや。
今和泉さん: 逆に言うとその浅く広くを、どう活かすかなと言うところで生きております。
みちょぱさん: ドラマとか刑事物とかの犯人がここに居てとか、貼り出されているじゃないですかよく。刑事の会議みたいな。そういうのも作ってたりするってことですか。
今和泉さん: そうですねあんまり今まで多くの番組、作ってる訳ではないんですけども、ドラマで出て来る犯人はここに居てここに居るらしいぞって刑事さんが地図にペンで書き込むような地図っていうのも当時の設定。昭和何年であれば昭和何年風のデザインと。あとロケ地の住所は事前にいただいて、そこの映る風景と齟齬(そご)が無いように作ってはいきます。
みちょぱさん: 天才。
小籔さん: ほんますごい。これ間、抜けたりしてもやってて、これやって何になるのって冷める人もおるでしょうね。
今和泉さん: 多くの人は冷めちゃうんです。それで。
みちょぱさん: まあね。
小籔さん: でも、こういうことを突き詰めてやりたいって思うちびっこ達は出て来るし、それを許す大人も許しやすくなるっていうか。この人、こんなんやってここの美術館おんのや。お仕事だとなったときに。自由なことやりたいって言ったときに。あほかそんなもんお前。大学行って一流企業勤めるんやって思ってた方々はもうちょっとブレイクすると言うか。今和泉さんみたいな生き方もあるしこの子の好きにさせようかと言うことで、その子のアイデンティティが守られるなんてこともある訳ですからね。
今和泉さん: そうですね。その可能性はゼロじゃないので。
小籔さん: 芸術って大体、直ぐ金になるもんではないんですもんね。
みちょぱさん: そうですね。
今和泉さん: 芸術だけじゃなくて、例えばベンチャー企業とか発明もそうで。発明も最初から上手く行くって分かっていた訳ではなくて、上手く行くか分からない試行錯誤を続けてたまたま上手く行ったやつがあとで大発明になりますけど。
小籔さん: それを使ってうちの企業には便利になるから、じゃあそれをくださいってとかなって特許とかなって行く訳ですから。
今和泉さん: 分からない時点で信じてやり続けることをしてくれる人が居るから発明が生まれるので。
小籔さん: 飽くなき挑戦というか。そういうのをやられてる方々に対して、感謝、リスペクトしてます。僕なんて今、最短距離しか知りたくないです。
みちょぱさん: 大体、時間とか決まってる人とかが使ってるから仕方ないって言えば仕方ないですね。
今和泉さん: 仕方ないですね。地図って多くの人は目的地に行くって言うときに見るので。そんときは急いでますよね。
小籔さん: でも言うてる意味分かります。あても決めずに旅に出ることが豊かになるなんてこともね、あったり。
今和泉さん: 目的地を決めるときに、この町ってどんなところかな。どこに行こうかなって言うときに私はどちらかと言うと地図を見ているので。
小籔さん: はあ。
みちょぱさん: へえ。
今和泉さん: 目的地の点だけじゃなくて、目的地を見付けるために地図の全体、町の全体を見て、ここってどんな町なんだろうみたいな見方をしてしまっている。
小籔さん: 町が好きなんやね。
今和泉さん: はい。
小籔さん: どうやってレイアウトされたとか。ここはこういう町やからこういうのが発展して来て。これ無くなって行ったんやとか。
今和泉さん: はい。
小籔さん: 特性が。僕らには気付かん詳しいところがあるんでしょう。
今和泉さん: 道路の網目の模様を見るだけでそこが古い町なのか、新しい町なのか見えて来るので。ここは最初こっちに町があったけど段々こっちに町が移って行った。どういうことだろうって気になって。
みちょぱさん: いろんなところをキョロキョロしてるんだ。
今和泉さん: キョロキョロしてますね。
小籔さん: おもろいやろな。海外しか行きたくない人が多い中で、今和泉さんは別に単線というか普通の電車乗って、電車で40分離れたところの町ずーっと回るだけでめっちゃおもろい訳でしょ。
今和泉さん: そうですね。日本全国47都道府県を各駅停車と路線バスで周ってたので。
みちょぱさん: ほぼ日本1周したってことですか。
今和泉さん: そうですね。
みちょぱさん: すげえ。
小籔さん: これなんかの仕事就けるんちゃいます。
今和泉さん: なんでしょうね、私もそれは考えたいんですけどね。
小籔さん: 国交省とか無理なんかな。
今和泉さん: さすがにそうですね。その採用枠にははまらないと思います。
小籔さん: いや、なんかあるでしょ。
みちょぱさん: これから先もね。もしかしたら、あるかもしれないですけどね。どんどん広がってって。
小籔さん: 大きな大手のスーパーとか家電量販店を戦略的に建てようと思っている地域選ぶところに今和泉さん来て、「大体こういう所にはこういうふうな傾向あります」みたいなとかね。でも、そんなデータくらいやったら、おっきいところは持ってるか。
今和泉さん: そうですね。エリアマーケティングと言って、その場所でどういうふうに誰にどういう商売をするといいよって言うコンサルティングしてる方々って言うのが居て、その方と私は別のどういう価値を出せるかって言うのを考えて仕事を作っていかなきゃなと。
小籔さん: そうですね。
今和泉さん: そこがまだ見えてないので。1人合宿でもしてこれはなんなんだってことを明らかにしたいんですけどね。

7、8歳から空想地図を作り始める

みちょぱさん: 元々、空想地図を作る前から地理的なのが好きだったんですか。
今和泉さん: そうですね。空想地図を作るのが7、8歳ですけども、バスの路線図とか地図とかそういう物を見始めるのが4、5歳なので。
みちょぱさん: 4、5歳で。
今和泉さん: 絵本より早いのかな。絵本とか小説とか。特に小説は元々苦手で。最初のページから読まなければならない物がどうも苦手なんですよ。
みちょぱさん: そうなんだ。
今和泉さん: 図鑑とか地図とか統計とか途中のページから見て、そこだけ見て分かる物は分かるんですけど。
みちょぱさん: 変わり者ですね。
今和泉さん: そうかも分からないです。物事の把握の仕方が人によって偏りあると思ってて。本読んでも分かんないって言う人の中で耳で聞いたら分かるよとか。サービス業のお仕事の方だと、マニュアル読むよりは先輩のやってるのをまねして体で叩き込んで覚えると。そういう人って体で覚える人なんですよね。小説とか演劇とかの人だと物語。最初から最後まで、ずーっと続いたストーリーを覚えるみたいで、線で覚える人なんですよね。私は線も体もだめで面じゃないと入んない。
みちょぱさん: そうか、人によってありますもんね。
今和泉さん: そうなんですよ。
小籔さん: ほんま変わった人ですけど、変わった人おらへんかったらおかしなるからね。
今和泉さん: ありがたいですね。
小籔さん: 日本人全員が全く同じ趣味嗜好(しこう)やったら恐ろしいことになりますやん。逆にむだ無くなるんかも分かりません。こいつはおにぎりしか食わんのやったら、この民族は、おにぎり屋だけになってとかなるから、あれですけど。さまざまな多様性があって、俺はずっとおにぎり好きやった。でもパン、めちゃうまいやんとかなって幅広がって行くってなると、いろんな人がおらん限りおもろない国になってまう。だからいいんですよ。
今和泉さん: 世間が使いにくい。まだ世間が使いやすい枠であればいいんですけど、こいつどうすんねんみたいな感じの人間なので。自分で使い方を考えながら生きてかなきゃなと思ってはいます。
みちょぱさん: 被らぬ、人と違ったことをしてる感じがすごい。
小籔さん: どういう町が好きですか。どういう町が理想ですか。
今和泉さん: 私にとっては私が住むならば、自転車で全てが済むようなところがいいわけですけれど。満員電車が苦手だとか言うのがあるので。世の中にとっていいのは若い人が多いって言っても、30年後その人達がみんなでおじいさんになっちゃう。おじいさんおばあさんになっちゃうので、世代の偏りがあるとなかなか難しいんですね。だから適度に入れ替えがありながら若い人にも高齢者にも両方住んでるっていう多様性があった方が、自分の中の若い人っぽい面と自分の中のジジババっぽい面と、両方満たせる。
小籔さん: なるほど。そうですね。
今和泉さん: そうなんですよ。結局みんな20代が、みんな20代っぽい思考を持ってるかというとそうでもない。結構今の20代って純喫茶好きって言う人が居るんですよ。それの方が落ち着くって言う。
小籔さん: なんとなく頭で分かっているなんかこの辺、住みよいよなって言うのは、今和泉さんが言うような町ですもんね。
今和泉さん: 自分の中のいろんな面を満たしてくれる町であればいいでしょうね。
みちょぱさん: いろんなところを周って来た今和泉さんが、ここの町、一番良かったなみたいなところとかってあるんですか。
今和泉さん: 今住むかどうかは別として、私の仕事はどうしても東京に偏ると思うので、仕事で言うと東京に縛られる面があるんですけれども、大学時代に一番足を運んだところが福岡県の北九州市ですね。
みちょぱさん: 北九州市が一番住みやすさとかいろいろ考えた上で良かった。
今和泉さん: 住みやすさと言うよりは気になって気になって足を運んだと言う。好奇心が絶えなかったと言う感じですけどね。
小籔さん: 小倉とかですか。
今和泉さん: そうです。本州と九州って別物のような気がするんですけど。実際行ってみると非常に近くて。トンネルで歩くと15分。電車で行くと5分。フェリーで行っても5分。対岸の山口県の下関駅って言うところの改札を通ると、山口県方面に行く電車は少なくて海峡越えて九州に行く電車の方が多いんですね。九州の方に電車で通勤通学すると。東京で言うと武蔵小杉の人が軽々と神奈川県から東京都に通勤通学する感覚で、通勤通学で軽々と海峡越えてくんですよ。海峡越える日常っておもしろいなとか。
小籔さん: 山口の人がすぐに北九州、働きに行くって言いますもんね。
今和泉さん: そう。関門歩道トンネルと言うところを通ると観光客はほとんど居なくて、ジョギングしてるおっちゃんが結構多いんですけど。ジョギングしてるおっちゃん九州に住んでて、ちょっとジョギング行って来るわって言って本州に行って九州帰って来るところがおもしろくないって思うんですよ。
小籔さん: 境目ですよね。
今和泉さん: そうなんですよ。
小籔さん: しかも小倉が唯一、競馬、競輪、競艇あるんですよね。
今和泉さん: そうなんですよ。
みちょぱさん: そうなんですか。
小籔さん: 3つそろってるところって小倉くらいとかって言いますもんね。
今和泉さん: はい。元々労働者が多いところなので。
小籔さん: 栄えてたんですよね。むちゃくちゃ、都会やったんや。
みちょぱさん: 今どちら辺に住んでるんですか。
今和泉さん: 今、文京区の本郷に住んでます。
小籔さん: バリバリ(詳細に)言うてくれてる。
みちょぱさん: そんな細かく。そこは仕事のしやすさとかで住んでる。
今和泉さん: そうですね。仕事のしやすさ、住みやすさ。東京って東京が嫌いな人でも許してくれるところですし。私、別に嫌いではないですけど。特に地元愛みたいな物が無くても、生きて行けるので楽ですね。
小籔さん: いろんな考え方、知識持ってるからなんかの仕事にめちゃめちゃ引っ掛かるやろうけど、おらへん過ぎてね。
みちょぱさん: 特殊過ぎて。
小籔さん: 確かに。僕ら小倉とかってなると、競馬、競輪、競艇あるやん。お寿司おいしいやん。果物めっちゃしぼってくれるね、バーあるんですよ。めちゃくちゃ、うまいところあるんですよ。そこも行きたくなるし。おいしいうどん屋さんもあるんですよ。食べもんと結果そう言う観光物になるんですけど、街が目的で行ったこと無いもんね。尾道とか町並みみたいなんは分かるんですけど、そう言うことじゃないですもんね。都市計画と言うか。都市の発展の仕方とか。
今和泉さん: あとは現地住民になりきって、もし、ここに住んでたらどこに買物に行くのかとか。
小籔さん: そら飽きへんわ。ええ趣味やな。
今和泉さん: 飽きはしないですね。
小籔さん: それめっちゃ楽しかったら、ああ何しようとか無いってことですもんね。
今和泉さん: ああ、そうですね。
小籔さん: 道歩いてても、家の近所以外やったら、こうやったら学校こうやなとか。
今和泉さん: そうですね。どこを歩いててもそこに住んでる人の気持ちになりながら歩いてるので。途中、通過点って言う気持ちはなく。初めて行くところって寝られないんですよ。眠いな、睡眠不足だなと思いながらも、初めて行く所の路線バスあるいは電車に乗っている時に、眠くても初めて通るところだから見とかなきゃと。
みちょぱさん: ドキドキしちゃう。ワクワクして。
今和泉さん: 移動中のところは全部目的地になってしまってるので、映画のチケットを買って映画見て寝られないのと一緒だと思います。
みちょぱさん: 好きなことで忙しい。
今和泉さん: 遠くに行ってる途中がすごくせかせかしてますね。
小籔さん: 日本全体がディズニーランドみたいなもんてことですよね。
今和泉さん: そうですね。
小籔さん: 楽しそう。

平面で物事を把握することにたけているといった話になりました。

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