楽しみかた無限大! 上野耕平さんと野月貴弘さんの“模型鉄コンビ”が鉄道模型の世界をトレベリン!

24/03/02まで

鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~

放送日:2024/02/24

#のりもの#鉄道#ローカル#アイドル

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24/03/02まで

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24/03/02まで

音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!

トレベラーは番組MCの野月貴弘さんとサクソフォン奏者の上野耕平さんの“模型鉄”コンビ。
走らせたり眺めたりするだけではなく、「音」も楽しむことができる、進化した鉄道模型の世界に迫ります!

<取材メモ:鉄道模型>
「鉄道模型」とは、実際の鉄道車両を一定の比率でリアルに縮小した模型のこと。
大きさは、指先でつまめるような小さいモノから、人がまたがって乗って走ることができる大きなものまで、およそ20種類くらいに分かれます。

実物を1/150サイズに縮小したNゲージ

まるで実物の鉄道そのもの! 原信太郎氏のコレクションに2人も大興奮

原鉄道模型博物館に来た上野耕平さんと野月貴弘さん

野月さん:
神奈川県横浜市にある「原鉄道模型博物館」に来ました。
この博物館がどういうところなのか、技術顧問の六角昭さんにお聞きします。

六角さん:
「原鉄道模型博物館」は、鉄道模型の愛好家で10年前に亡くなった原信太郎がコレクションした鉄道模型や、その他の鉄道にまつわるものを展示した博物館です。
原信太郎は、戦前から鉄道模型を自作したり集めたりしていて、所蔵していたコレクションは、およそ6,000点にものぼると言われています。その中から鉄道模型を1,500両ほど博物館に持ってきまして、1,000両ほどを走行させたり、展示させたりしています。
このジオラマでは、他の鉄道模型とは違って、本物と同じように作られているところがあります。
例えば、架線から電気を取って走る「架線集電」方式で、線路の砂利(バラスト)も本物の石を使用しています。 レールも鉄道模型で一般的に使われるものではなく、(実際のレールと同じ)鋼鉄製のモノを、このジオラマのために製造しています。
ぜひ、野月さん、上野さんも「いちばんテツモパーク」の世界を楽しんでください!

1/32サイズのオリエント急行の食堂車の模型

天井にいたる内装まで作り込まれている

上野さん:
展示ルームに入りましたが、いきなりすごいですね~!
我々がふだん目にしているNゲージ(1/150)やHOゲージ(1/80)とは次元が違いますね。

野月さん:
大きい鉄道模型ですからね。
これは「1番ゲージ」と呼ばれる、レール幅45ミリの1/32サイズの模型です。
そして、これはヨーロッパを走る長距離列車「オリエント急行」の模型ですが、作り込みがすごいですね。

上野さん:
内装まで再現されていますね。
花まで作り込まれているし、鏡も本物のように映すことができる…。
そして人形も1人1人、いろんな表情がちゃんとあります。
まるで、その時代を閉じ込めたような、忠実に再現された模型ですね。

フランス・パリのリヨン駅を模した大きな駅舎がある「いちばんテツモパーク」

野月さん:
原鉄道模型博物館のメインである「いちばんテツモパーク」に来ました!

上野さん:
ヨーロッパ調の大きな駅舎もすごいですし、街のいたるところに人形があって、「物語」があるジオラマですね。

C11とC12の重連がけん引する「或る列車」が館内を快走!

内装まで再現されている「或る列車」

館内放送:
まもなく12時から、ジオラマの一番外側の線路に「幻の或る列車」が走ります。

~(「或る列車」がSLの汽笛と共に出発)~

野月さん:
今、汽笛が鳴って「或る列車」が動き出しました!
けん引機はC11とC12の重連です。

上野さん:
「或る列車」はオーラがありますね。

野月さん:
本当に日常を切り取ったかのような時が流れますね、ココは。
僕はこの鉄道模型の音が大好きで…。自分の部屋もこの音にしたいな。

ひと工夫で音にさらなる変化が! HOゲージの鉄道模型を楽しむ

模型メーカーの川崎太志さん

野月さん:
続いて、東京の西落合にある模型メーカーの本社会議室に来ました。
目の前には1/80サイズのHOゲージや、1/150サイズのNゲージが線路に並べられています。
ここからは、鉄道模型の世界をさらに知るべく、模型メーカーの川崎太志さんに案内していただきます。

川崎さん:
まずは1/80サイズの寝台特急「北斗星」のHOゲージから走らせてみましょう。

HOゲージの寝台特急「北斗星」

~(HOゲージが走る音)~

川崎さん:
Nゲージより大きさや重さがあるので、音にも重厚感というかリアル感がありますよね。

上野さん:
この車両から音が鳴っている感がありますよね。

川崎さん:
1か所だけ裏技で、レールとレールのつなぎ目を広げてある場所がありまして、近くで聴いていただくと音がもうちょっと大きく鳴るはず…。

上野さん:
さぁ、そろそろやって来ますよ。

間隔を広げてつなげた線路部分

ジョイント部分を通過すると音にさらなる変化が…?

~(レールとレールのつなぎ目を、HOゲージが通過する音)~

上野さん:
イイじゃないですか~。

野月さん:
(笑)。

まるで実物を運転している気分! 鉄道模型の「音の進化」に迫る

野月さん:
先程は、HOゲージ鉄道模型の一般的な音を聞きましたが、このメーカーには、もっとリアルな音にこだわっているアイテムがあるらしいんですよね。

川崎さん:
「サウンドボックス」という製品があるんですけど、模型のレールに流れる電気信号で車両のスピードなどを読み取って、その音が出たり、警笛などを手元のボタンを操作して出したりできる製品です。
走らせる車両に合わせた走行音データが入ったカードが50種類以上あって、それを入れ替えて楽しむことができます。
上野さん、さっそく操作してください。

上野さん:
では、やってみたいと思います。

上野さんが操作する「SLやまぐち号」が音を鳴らして走ります!

~(上野さんがSLの模型の汽笛を鳴らして走らせる音)~

上野さん:
お~っ! 空転しないようにジワリジワリ行きますよ。

野月さん:
完全に機関室側の音ですね。運転台からの音。

上野さん:
じゃ~ちょっと停まってみましょうか。駅に停まりましょう。

~(SLを停める音)~

上野さん:
いや~、コレは面白い!

スタジオトークよりひとこと

左から土屋礼央さん、野月貴弘さん、瀧野由美子さん。
今日はスタジオにも模型を走らせて楽しみました!

野月さん:
原鉄道模型博物館の音は、鉄道模型というより実物の音に近いものがあって臨場感がありました!

瀧野さん:
ただ走らせるだけでなく、音を鳴らすなど、鉄道模型の楽しみ方もいっぱいあるんだなと思いました。

土屋さん:
一度はやってみたかった鉄道模型企画が実現できてうれしいです。第二弾、第三弾もお待ちしています!


【放送】
2024/02/24 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」

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