音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行！～音で楽しむ鉄道旅～」。
R1・ラジオ第１で毎週土曜日 午前10時５分から放送中！ 放送後１週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます！
トレベラー（鉄道で旅する人）は番組MCの瀧野由美子さん。四季折々の景色が楽しめて、近年はインバウンド客にも人気の秋田内陸縦貫鉄道をトレベリン！ 豪雪地帯を走る鉄道ならではの安全運行のヒミツや、雪景色の絶景を堪能しました！
＜取材メモ・秋田内陸縦貫鉄道＞
秋田県内の鷹巣駅と角館駅間94.2キロを結ぶ第三セクターの鉄道。
鷹巣駅ではJR奥羽本線と、角館駅ではJR田沢湖線と秋田新幹線に接続しています。
四季折々の景色が楽しめる路線として、最近は日本の原風景を求める観光客にも人気になっています。
秋田内陸縦貫鉄道の車両
除雪作業で活躍するラッセル車！
瀧野さん：
雪国を走る鉄道といえば欠かせないのが、除雪作業をする「ラッセル車」。
真っ白な雪景色の中でも目立つ、黄色い車体と先頭部にある大きなスノープロウが特徴ですね。
今日はこのラッセル車について、秋田内陸縦貫鉄道の運輸部 工務区長 三浦英樹さんにお話を聞きます。それでは、さっそく車内に入りま～す！
ラッセル車の車内に特別に入らせてもらいました！
丸い部分が「旋回窓」。回転することで雪を散らして視界を確保する
瀧野さん：
車内に入りました～！
この窓にある丸いモノは何ですか？
三浦さん：
これは「旋回窓」と言います。
除雪中に雪が飛んでくるので、旋回窓…丸い部分が回転しながら、雪を散らして視界を確保しています。これから回転するところをお見せしますね。
～（旋回窓を回す）～
瀧野さん：
まるで扇風機のようにクルクル回っていますね！
こうやって回転することで飛んできた雪を散らすことができるんですね！
車体を方向転換させる転車台の昇降ボタン
瀧野さん：
この「転車台が上がる／転車台が下がる」というボタンは何ですか？
三浦さん：
これは方向転換するためのボタンで、床下に搭載した転車台を、ボタンを押して地面に降ろしてから、車体をジャッキアップ＝持ち上げて回転させています。
瀧野さん：
自動的に回転するということですか？
三浦さん：
２人がかりで押しながら回転させます。
瀧野さん：
そうなんですね。その場で向きを変えられるのは驚きです！
秋田内陸縦貫鉄道の鯨井隼さん
瀧野さん：
秋田内陸縦貫鉄道で車掌をやっている鯨井隼（くじらい・はやと）さんにお話を聞きます。
よろしくお願いします。
運転士になりたいと思ったきっかけは何ですか？
鯨井さん：
元々、鉄道好きの父の影響で僕も好きになり、次第に運転士の仕事に興味を持ち始めたのがきっかけです。
瀧野さん：
私も父の影響で鉄道が好きになったので同じですね。
今は運転士になるために、どういった勉強をされているんですか？
鯨井さん：
今は車掌の業務をしながら、空いている時間に鉄道関係法令を暗記するなど、勉強をしています。
瀧野さん：
今後の意気込みを教えてください。
鯨井さん：
運転士になって、お客様に対してていねいなサービスをしたいと思っています。
瀧野さん：
がんばってください。応援しています！
秋田内陸線「鉄の三兄弟」の次男「笑EMI列車」
瀧野さん：
阿仁合駅から先の終点の鷹巣駅まで目指そうと思います！
前回に続き、総務企画部の加賀谷美由樹さんに同行していただきます。よろしくお願いします！
～（阿仁合駅・上り線の列車接近メロディ）～
加賀谷さん：
あれが、これから乗る「笑EMI列車」です。
秋田内陸縦貫鉄道にある３つの観光列車のうちの一つです。
瀧野さん：
それでは、さっそく乗ってみましょう！
車両中央部は座席が窓側を向いている
「笑EMI列車」に乗って瀧野さんも笑顔！
瀧野さん：
「笑EMI列車」に乗りました。
私たちが今、座っているのは、窓側に向いたロングシートです。
車窓がよく見えるので、まるで白銀の景色が額縁の中に入っているような、すてきな風景です。
加賀谷さん：
私が一番好きな季節です、この風景も。
瀧野さん：
この季節に来られて良かったです。
昨日乗った「秋田マタギ号」とは、車内の雰囲気が違いますね。
加賀谷さん：
この「笑EMI列車」は、じつは一般募集でつけてもらった名前なんです。
“秋田内陸線に乗ったら笑顔になれるよ”という思いを込めて、この名前に決まりました。
瀧野さん：
すてきな名前ですね。まさに乗っている私、今ずっと笑顔です！
終点の鷹巣駅に到着しました～！
瀧野さん：
「笑EMI列車」で終点の鷹巣駅に到着しました！
加賀谷さん、同行していただいてありがとうございました。
最後に全国の皆さんに一言お願いします。
加賀谷さん：
山の中を走っているローカル線なんですけど、どこにも負けない大自然の景色があります。
ぜひ一度、この秋田内陸線の景色を楽しみに、癒（いや）されに来てください！
左から野月貴弘さん、瀧野由美子さん、土屋礼央さん。
３人のポーズは、もしかして「ラッセル車」のつもり!?
野月さん：
豪雪地帯を走るラッセル車は迫力があってかっこいいですよね！
瀧野さん：
秋田内陸縦貫鉄道を堪能できて楽しかったです！
土屋さん：
観光列車にもいろいろなタイプがあって、乗り比べも楽しそうですね！
【放送】
2024/02/03 「鉄旅・音旅 出発進行！～音で楽しむ鉄道旅～」
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