伝統の美と鉄道がコラボレーション! 斉藤雪乃さんが京都・奈良の雅(みやび)な列車をトレベリン

23/12/30まで

鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~

放送日:2023/12/23

#のりもの#鉄道#ローカル#アイドル

放送を聴く
23/12/30まで

放送を聴く
23/12/30まで

音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!

トレベラー(鉄道で旅する人のこと)は鉄道が大好きなタレントの斉藤雪乃さん。
近鉄特急『あをによし』と、伝統工芸をふんだんに使った京都市営地下鉄20系車両に乗車して、気分は紫式部!? 雅な旅を満喫しました!

まるで走る美術館! 京都市交通局20系に乗車

京都のシンボル「京都タワー」と一緒に記念撮影!

斉藤さん:
てつおとをお聴きのみなさま、ごきげんよう。紫式部…じゃなくて、斉藤雪乃です。
今日は「紫式部みたいな格好で来てください」と言われたので、紫式部をイメージして紫色のコートを着てきました~! いかがですか?
私が今いるのは、京都駅です。今日は雅な車両でトレベリンということで、まずは京都市交通局烏丸線の新型車両20系に乗ってみたいと思います!

去年4月にデビューした京都市交通局20系(写真は竹田駅で撮影)

斉藤さん:
今、ホームに20系が入ってきました~!
正面は丸みを帯びているけど、鋭いライトがかっこいいデザインになっています。
それでは乗ってみましょう~!

先頭車の「おもいやりゾーン」には伝統工芸品の展示も!

斉藤さん:
先頭車に入りました~!
運転室側の一角は「おもいやりエリア」という多目的エリアになっていて、車イスやベビーカーの方などに配慮した空間になっています。
そして中央部(立ちかけシート)には、京都の伝統工芸品「京扇子」が飾られていて、その扇子には春夏秋冬の絵が描かれています。電車に乗りながら伝統工芸品を楽しめる、すてきな車両ですね!

吊り革の上部には「京組紐」が使われている

貫通扉の上には「釘隠し」の装飾も!

斉藤さん:
この20系は、車内のいろいろなところに伝統工芸が飾られているという、他にはない車両です。
吊り革の上部には「京組紐」が使われていて、車両間の貫通扉の上には金色の「釘隠し」がついています。
念のために言っておきますが、観光列車ではないですからね! 誰でも乗れる車両で伝統工芸品を間近で見られるというのは、とってもぜいたくですよね~!

地域も協力! 20系に込めた思いやこだわりとは?

車両工場長 松田誠二さん(中央)と、高速車両課 車両新造係長 林保文さん(右)

斉藤さん:
京都市交通局 高速車両課 車両新造係長の林保文さんに伺います。
この20系はどんな特徴を持って生まれた車両でしょう?

林さん:
20系車両は40年ぶりの烏丸線の新型車両となります。
外観・内装デザインに西陣織や京友禅などの伝統工芸品を活用しました。

斉藤さん:
車内に伝統工芸品が並んでいる、まさに美術館ですね。

林さん:
伝統工芸をより身近にし、業界全体の振興につなげるために実現した取り組みです。
業界の皆様には多大なご協力をいただきました。

「おもいやりゾーン」の展示ケースには、伝統工芸品を守るために紫外線防止などの工夫がされている

斉藤さん:
このすばらしい20系はどうやってメンテナンスをしているのか?
車両工場長の松田誠二さんに伺います。この「おもいやりエリア」の立ちかけシートには、どのような工夫がされていますか?

松田さん:
伝統工芸品が傷まないように、紫外線防止フィルムを貼ったり、防虫剤をケースの中に入れるなど工夫しています。

斉藤さん:
だからこその快適さ、感動なんでしょうね。
大事に扱っているというのがよく分かりました。これからもファンとして乗り続けます。ありがとうございます!

まさに走る宝物(ほうもつ)! 「あをによし」の雅な外観とは?

近鉄の京都駅に来た斉藤雪乃さん!

斉藤さん:
私がいるのは近鉄の京都駅です。
これから近鉄の観光特急「あをによし」に乗って近鉄奈良駅に向かうのですが、みなさんは「あをによし」という言葉はご存じですか?
奈良時代の末期・8世紀頃に作られた日本に現存する最古の和歌集「万葉集」出てくる、“古都・奈良”にかかる枕詞です。
その「あをによし」という名前がついた観光特急、まもなく入線となります。
じつは私、過去に乗ったことあるのですが、そのときは大和西大寺駅から近鉄奈良駅までのわずか5分だけ。なので今日は、ゆったりと楽しませていただきます!

「あをによし」」が入線してきました!

斉藤さん:
「あをによし」が入線です!
落ち着いた紫色で、なんと神々しい! ゴールドのラインがひときわ輝いて見えます。
なんという貫禄。すばらしい! 「あをによし」が今、停車しました!

上品な紫色の車体には金色のエンブレムが光っている

車体側面にも豪華けんらんな装飾が描かれている

斉藤さん:
先頭車の正面で一番に目に入るのはエンブレムですね~。
この金色のエンブレムは「吉祥文様 花喰鳥(きっしょうもんよう はなくいどり)」と言って、高級感を引き立てています!
そして車体の側面には、奈良の正倉院に収められている代表的な宝物、「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」でも使われた、天平文様の花柄をイメージした装飾が描かれています!

旅を楽しむ工夫がいっぱい! 斉藤雪乃さんも驚きの車内とは?

2号車にある4人がけの「サロンシート」

通路と座席がパーティションで仕切られた半個室の空間になっている

大きな窓は外からもよく目立ちます

斉藤さん:
私の席は2号車で、4人用半個室の「サロンシート」になっています!
そして、この車両の窓は縦1.2メートル、横2メートルの大きなもので、車窓からの眺めがいいのはもちろん、外からの存在感も大きいですね~!

2人がけのゆったりとした「ツインシート」

奈良や京都に関する書籍が置かれたライブラリー

ソファーに座ってゆったり読書することもできます!

斉藤さん:
4号車に移動してきました。
こちら2人がけの「ツインシート」で、片側は座席が窓に向くように配置されています。
そして4号車の端には「ライブラリー」があって、正倉院の本、京都・大阪・奈良のガイドブックもあります。ソファーもあるので、そこに座って、ゆったりと本を読むのもいいですね!

車窓からは平城宮跡の第一次大極殿や朱雀門を見ることができる

斉藤さん:
列車は大和西大寺駅を出発しました。
近鉄奈良線は、世界遺産「平城宮跡」の敷地内を走ります。これは大きい窓から見なきゃ!

~(車窓から第一次大極殿が見える)~

斉藤さん:
あっ、見えてきました~!
大きな第一次大極殿。いい風景でしたね~。
特急なのでほんのわずかな時間ですが、それでも平城宮跡の広さを感じます。

京都から奈良まで雅な旅を満喫しました~!

斉藤さん:
近鉄奈良駅に到着しました!
この「あをによし」の車体、そして車内も豪華なこと!
今日はきらびやかなトレベリンをありがとうございました。
トレベラーは、紫式部…ではなくて斉藤雪乃でした!

スタジオトークよりひとこと

左から野月貴弘さん、瀧野由美子さん、土屋礼央さん。
瀧野さんの服も、「あをによし」をイメージした紫色

野月さん:
「あをによし」は近鉄で長らく活躍していた12200系を改造したものですが、原型が分からないくらいの大改造で驚きました!

瀧野さん:
京都市交通局20系は車内に伝統工芸品があるので、いつもの電車移動がちょっとした美術鑑賞みたいになっていいですね!

土屋さん:
さすが歴史と伝統がある京都・奈良だけあって、鉄道も伝統と融合していて、すごいなと思いました!


【放送】
2023/12/23 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」

放送を聴く
23/12/30まで

放送を聴く
23/12/30まで

この記事をシェアする

※別ウィンドウで開きます