＜この番組は、本当に年齢層の広いファンがいるんだと感心しています。若い方のおたよりを聞くのも興味あるし、同年齢もおもしろいです＞と64歳の方からのおたよりに「私より下だから！」としのぶさん。受験生から婚活中の女性、ライブを観た方からなどたくさんのおたよりを紹介。“私の持ち歌この３曲！”では、いしだあゆみさんのものまねで熱唱して盛り上がりました。
大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”
R1・ラジオ第１ 毎週水曜日 午後9時05分～9時55分
ラジオのおかげで鍛えられたトーク
大竹しのぶ、今週の「喜or怒or哀or楽」。うれしい、楽しい、悲しい、腹が立った。人はそんな感情が揺さぶられるような経験をすると、その話を誰かに伝えたくなるものです。今週は四つの中からこのお話、「楽」。
楽しいこと、そう、私にはたくさんありまして、３月９日に幕が開く『スウィーニー・トッド』というミュージカルの市村正親さんと一緒にやる、今度で、５回目かな？ ８年ぶりにやりますね。それの本格的な稽古が始まりました。ああ、また、このおもしろい、ワクワクする、ドキドキする、怖い、でも愛にあふれている、この世界に入っていけるのか、何よりもこの音楽を聴けるのかと思って、もう、久しぶりにまたみんなの歌を聞いて「ああ、やっぱり、おもしろいミュージカルだな」と思って、その稽古が始まりました。
あと、毎週新聞に私がコラムを載せているんですけど、それがなんと『まあいいか』というか、第４弾の本が出来上がりました。
♪パチパチパチ（しのぶさん拍手）
って１人で言って、１人で拍手をしています。自分のそうですね、日々の生活、１人息子、１人娘、39歳になる息子との日々を書いたり、母との思い出を書いたり、あと芝居のことを書いたりしていたコラムが１冊の本になって、こんなうれしいことありません。
そしてなおかつ、先日ですね、１月20日にブルーノート東京というところで、なんとライブをやりまして、それが無事に終わることができました。
♪パチパチパチ（しのぶさん拍手）
来て下さった皆様、本当にありがとうございました。スタッフさんにも感謝します。皆さんがいたからなんとかできたし、そしてそのすばらしいバンドの人たちに囲まれて、みんな、すごい人たちなんですよ。岩崎宏美ちゃんも観に来て、「大竹！ なんで、あのひできさんもいるし、坂本さんもすばらしいし、チェロのあの人も、ギターの遠山さんも、みんなすごい人ばっかり。すごい！ すごいね！」って言われて、「そうね、私、ヒット曲もないのに、自分の持ち歌なんか、１、２曲しかないのに、それなのにあんなすてきな人たちに囲まれて、本当に私は幸せ者だな」って思います。
お客様もとっても盛り上がってくださいまして、デビュー50周年記念、記念でもないんですけれども。あ、考えたら50年たっちゃった、みたいな、ことし51年目か？ みたいな感じのタイトルが付いた、私のトーク＆ライブという、おしゃべりもたくさんして、いっぱいお客さんが笑ってくださいまして、本当にうれしかったですね。やっぱり笑いっていうのは、あの、別に私、お笑いの人間ではないんですけども（笑）。だいぶ、お笑いの人に訓練されたのと同時に、この“スピーカーズコーナー”ですね、この決められた時間内に自分の思っていることをしゃべらなければいけないという、１人でそれをやっているわけですからね。すごくそこで、こう、しゃべることに対してすごい何て言うんですかね、訓練された気がします。
だからこのラジオのおかげもあって、トークのMC３分、MC５分とか決められている中で、弾丸のように言葉が、別に台本書いているわけじゃなく、自分でこう、今のフリートークと同じように、こう決めてないで、出たとこ勝負でしゃべっているんですけれども。それがすごくうまくいって、本当に自分が「天才じゃないかなって…」あははははは（笑）。「私天才じゃないかなって…」あはははは（笑）。うそですよ、それは、まあ、うそですけども…。
あと、今自分が歌いたい歌、ほら、ヒット曲がないから、歌いたい歌を歌えるわけですよ（笑）。例えば、反戦であったり、その、何ていうのかな。人を思い合おうとか、とにかく今、現実に起こっている日本で起こっていることを知り、感じ、考えて、思う気持ちを大切にしたいね、みたいな真面目なことも言ったりしています。
でも、とにかく楽しい、楽しいライブでした。来て下さった皆様、本当にありがとうございます。このあと31日に大阪でもやります。そこでも有意義な時間を過ごせるように頑張りたいと思います。
あなたが小さなハッピーを感じたことやカチンときたことや悲しいことや楽しいこと、喜怒哀楽をメッセージでお待ちしています♪
【放送】
2024/01/24 「大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”」
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