必要なのは才能よりも努力! “壁に当たるのは前進している証し”の言葉を胸に
24/03/25まで
眠れない貴女へ
放送日:2024/03/17
#インタビュー#スポーツ
ハウスダンサーのMiyu(みゆ)さんに、ダンスを始めたきっかけ、嫌いだったハウスダンスが好きになった理由、ハウスダンスの特徴や踊る上で大事なこと、ダンスのだいご味など、興味深いお話を伺いました。
【出演者】
Miyu:Miyuさん(ゲスト)
和田:和田明日香さん(ご案内)
Miyuさん
【Miyuさんのプロフィール】
1997年、東京都生まれ。キッズダンサー時代から数々のコンテストで優勝し、19歳の時、世界最高峰のバトル大会「JUSTE DEBOUT 2017 WORLD FINAL」で優勝。そのほか、国内外のバトルでも多数のタイトルを持ち、大会の審査員も務めるなど、世界的ハウスダンサーとして活躍。また、ダンサーの社会的地位の向上を目指し、単独公演の開催や映像作品の発表、教育や公共の場でのワークショップや講演会、ファッションモデルなど、幅広い分野で活動を展開している。
先生への憧れから始まった世界的ハウスダンサーへの道
和田明日香さん
和田:
Miyuさんが専門としているのが「ハウス」というダンスのジャンルです。この「ハウス」を踊るMiyuさんのダンスはSNSでも話題になっています。まずは、Miyuさんにダンスを始めたきっかけ、また、「ハウス」に夢中になった理由を伺いました。
Miyu:
ダンスを始めたきっかけは、8歳の時に、地元のお祭りで同世代ぐらいの子たちが踊ってるのを見て、自分もやりたいと思って親に相談して、自分の親が地元のスポーツセンターに連れて行ってくれて、そこで初めてヒップホップを習いました。
スタジオを小学校の6年生ぐらいの時に変えて、そこのスタジオがスーパーキッズダンサーの育成スタジオみたいなところだったので、そこで全ジャンル、ヒップホップ・ハウス・ロック・ポップ・ジャズ、いろんなジャンルを学ばないといけない環境にいて、で、そのすべてのジャンルが平均的に上手じゃないと階級が上にあがれないっていうすごくスパルタなスタジオにいたので、そのあたりから本格的にダンスを始めてうまくなりたいなっていう気持ちが芽生えてきたんじゃないかなと思います。
ハウスを頑張ろうと思ったきっかけは、スーパーキッズ育成スタジオのほうで教えていたハウスの先生がすごく好きで、もともとハウスは自分が1番嫌いなジャンルだったんですけど、先生がとにかく好きで憧れていて、毎日のようにレッスンに通ってたら、ハウスダンサーになっていたという感じですね。
和田:
1番嫌いなジャンルだったけど、先生が好きでハウスを頑張った。なんかそもそもスーパーキッズダンサー育成のスタジオって、もうね、これ絶対厳しいんですよ。子どもたちのお友だちでも、ダンス習ってる子たくさんいますけど、ほんとにね、厳しい所でやってる子ってね、ほんとに厳しいんですよ。Miyuさん、ダンス、才能とかもちろんあるけれども、100パーセント努力でここまでやってきたとおっしゃっていたので、ほんとに相当厳しい練習をね、耐えて耐えて頑張って、やられてきたんだろうなと思います。
ハウスダンスとは?
和田:
そもそもなんですが、この「ハウス」と呼ばれている「ハウスダンス」、どういったものなのでしょうか、Miyuさんに伺いました。
Miyu:
ハウスダンスは、ハウスミュージックっていう少しテンポの速い音楽で、たぶん皆さんが聞いたことあるのは、オシャレなカフェだったりとか、洋服屋さんとかで流れているような音楽に合わせて、ステップを刻んでいく。ステップで見せるような足さばきが中心のダンスになっているんですけど。もともとニューヨークのダンサーさんがハウスミュージックに合わせてブレイクダンスだったりとか、カポエラだったりとか、ヒップホップだったりとか、いろんなジャンルをそのハウスミュージックに合わせて踊っていたっていうのが最初の始まりなので、ほかのダンスよりも自由でピースフルなところが特徴のダンスで、楽しみやすい、人とコミュニケーションが取りやすいダンスかなとは思います。
和田:
MiyuさんのSNSでもですね、たくさんダンスの動画がアップされてるんですけど。まあ、ハウスダンスはほかのダンスより人とコミュニケーションが取りやすい、自由でピースフルとおっしゃっていましたが、ほんとにそれをダンスで表現されている方というか。誰かと一緒に踊っているときに、ほんとにね、楽しそうでピースな空気感で。ま、ただですね、え! いつ足を地面に着けてるんだっていうぐらい(笑)、超高速足さばきみたいな。楽しそうだな、イイな、なんかピースだなって見てる一方で、え! この人たちは私と同じ重力の中で生きてるんだろうかっていう複雑な気持ちになりますけどね! お上手なのは当たり前なんですけど、なんか、息をするように踊ってるみたいな感じで、見ていて気持ちがいいです。
ダンスとは音楽を体で奏でること
和田:
見ているだけで心地よくなるMiyuさんのダンスなんですが、ダンスを踊るとき、Miyuさんはどんなことを大切にされているのでしょうか。
Miyu:
ダンスで一番大切なのは音楽なので、音楽がなかったらダンスはないので、一番自分たちダンサーが気にしている点として、音楽をどれだけ自分の体で奏でられるか。どれだけ音と一緒に遊べるか。カウントに当てはめて、ワンツースリーみたいな感じで踊るのではなく、聞こえてきた音に対して体が反応する。音楽が自分の体を連れてってくれるみたいな表現がわかりやすいですかね。っていうのをすごく意識はしているので。そうですね、見ている人もそれだから気持ちがいいのかなとは思いますね。踊っている自分自身がすごく気持ちいいと思ってるから、それが伝わるんだと思いますけど、はい。