午後1時台を聴く
24/04/26まで

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曜日ごとにテーマを決め、注目の人にお話をうかがう「ひとのわ」。金曜日は「エンターテインメント」。プロフィギュアスケーターの荒川静香さんをお迎えして、親友、平原綾香さんとの出会いから、イナバウアー誕生のエピソードやアイスショーについてうかがいました。

【出演者】
荒川静香さん(プロフィギュアスケーター)


<プロフィール>
1981年、東京都出身。5歳からフィギュアスケートを始め、2002年、世界選手権優勝。2006年、トリノ五輪で金メダルを獲得。その後プロへ転身し、国内外のアイスショーで活躍。


平原:
静香さんのアイスショーは見ていると涙が出るんです。技術のすばらしさ、いまだにジャンプも美しいんですよ。

荒川:
40代のソロスケーターはいないですよね。誰か先にやっている人がいれば、そこまではがんばろう! と思うけど。私の場合、いつが引き時なのかしら? と最近思いますね。

平原:
アイスショーでの選曲もすばらしいので、よくプレイリストを送ってもらうんですよ。

荒川:
いまの自分のスケートに合う音楽をいつも考えていますね。

――金メダルのときの曲も自分で選ばれたのですか?

荒川:
オペラ『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」が好きすぎて、何シーズンも使っていたんですが、現役として最後にすべるなら、この曲にしようと思っていました。オリンピックの1か月前に変更したんです。

平原:
トリノの開会式でパバロッティがこの曲を歌ったので、運命を感じましたね。

――イナバウアーは得点に反映されないんですって?

荒川:
プログラムの中でつなぎの部分として使っている技なんです。でも、あれほど上体を反らせて長い時間使ったのでインパクトがあったんでしょうね。当時のコーチが「記録も大事だが、記憶に残るような演技がフィギュアスケートのだいご味だ!」と背中を押してくれたんです。オリンピック以降、イナバウアーは自分の中で大事な技になりましたね。やっている間は無呼吸なんですよ。

平原:
地上でやっても苦しいですよね。私も日本武道館公演でイナバウアーをやったんですよ(笑)。


お友だちトークが盛り上がったきょうの「ひとのわ」。アイスショーの楽しみ方や魅力については「聴き逃し」で。26日昼まで配信します。


【放送】
2024/04/19 「まんまる」

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