午後1時台を聴く
24/04/18まで

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曜日ごとにテーマを決め、注目の人にお話をうかがう「ひとのわ」。木曜日は「身のまわりのこと」についてインタビューします。今回は、「洗濯王子」として知られる、洗濯家の中村祐一さんをお迎えして、洗濯のポイントについて教えていただきました。

【出演者】
中村祐一さん(洗濯家)


<プロフィール>
1984年生まれ。長野県伊那市のクリーニング会社の3代目。“洗濯から、セカイを変える”という信念のもと、2006年から「洗濯アドバイス」という分野を開拓。衣・食・住における「衣文化」の革新に洗濯の側面から取り組む。能登半島地震では洗濯支援も行っている。


中村:
洗濯は毎日しなくてもいいんです。週に1度でもきちんと洗えば汚れはちゃんと落ちます。基本の洗濯をおさえれば気が楽になりますよ。

――基本の洗濯について教えてください。

中村:
まずは「仕分け」です。服にあわせた洗い方が大事です。家で洗濯するものとクリーニングするものに分けましょう。洗濯は汚れを落として衛生を守ることがメインで、クリーニングは服の状態を保ち、機能を戻すことがメインになります。それぞれ役割が違うので仕分けをしてください。

――基本の洗濯、次のポイントは?

中村:
衣類の量、水の量、洗剤の量の「3つの量」です。まず「衣類の量」ですが、これは洗濯機に衣類が入りすぎて、汚れが落ちないということです。洗濯物が塊になって回っている状態になるので、十分に洗うことができないんです。縦型の洗濯機なら7割くらい。ドラム式なら半分くらいにしましょう。

――水の量は?

中村:
水の量が少ないと洗い足りないところが出てきます。洗いに入る前に確認して、足りなければ水の量を足しましょう。

――洗剤の量は?

中村:
まず水の量に合わせた洗剤の量を入れましょう。洗剤の量が多いと、すすぎ残りやムダが多くなり、少なすぎると汚れが落ちないか、落ちた汚れがまた服に戻る「逆汚染」になります。

――すすぎはどうですか?

中村:
すすぎは3回です。プロの基準は3回なんです。入念に洗うには4回、色の濃いものは2回など調整しています。すすぎ1回の洗剤も増えていますが、汚れが残ってしまうと、臭みや黄ばみの原因になります。きちんと汚れをつかまえて、すすぎきるというのが大事なんです。


では、冬物の洗濯はどうすればいいの? ということで、にしおかさんに冬物を持ってきていただいて、中村さんにアドバイスしていただきました。18日昼まで聴き逃し配信しますので、参考にしてください。


【放送】
2024/04/11 「まんまる」

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