午後1時台を聴く
24/04/12まで

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きょうのゲストは、サックス奏者の上野耕平さん。サックスの歴史、演奏へのこだわり、最近の活動から趣味のこと、ステキな生演奏も披露していただきました。

【出演者】
上野耕平さん(サックス奏者)


<プロフィール>
1992年、茨城県出身。8歳から吹奏楽部でサックスを始める。東京藝術大学器楽科卒業。第28回日本管打楽器コンクールのサクソフォン部門において、史上最年少で第1位受賞。2011年には吹奏楽団「ぱんだウインドオーケストラ」を結成。デビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、サックスの可能性を伝えている。


――「ぱんだウインドオーケストラ」の「ぱんだ」ってあのパンダですか?

上野:
藝大は上野にあるのですが、ちょうどそのときに新しいパンダが上野動物園に来て、すごく盛り上がっていたのでブームに乗っかって「ぱんだウインドオーケストラ」にしました。

――サックスを始めたきっかけは?

上野:
そもそも音楽一家でなく、小さいころから鉄道の運転士になりたかったんです。小学2年生のとき、吹奏楽部の演奏に衝撃を受けたんです。体験入部のとき、第一希望はトランペットで、第二希望がサックスでしたが、顧問の先生にアルトサックスをすすめられたんです。数年前、どうしてサックスをすすめたのか先生に聞いたら「上野くんのキャラクター、生活態度を見ていたらサックスでしょ?」って言われました。

――先生の読みは当たっていましたか?

上野:
当たっていましたね。サックスは歴史の新しい楽器なので、古いクラシックの作品に存在しないんです。だから未来のクラシックを作っていくおもしろさを体験できているんです。みんなで新しいサックスの歴史を作っている瞬間を目撃しているんですよ。

――先生はそういった上野さんのパイオニア精神、好奇心を見抜いていたんですね。相当お勉強もできたんですね。

上野:
ところが中学生のときは荒れていて、3年の通信簿がオール1でした。親や先生には本当に迷惑をかけました。吹奏楽部は途中で辞めてもサックスはずっと好きで、ひとりレッスンに通っていました。当時はリーゼントの怖い友だちにクラシック音楽をすすめていました(笑)。


さて、怖い友だちにクラシックの魅力は伝わったのか? また、スタジオでの生演奏、サックスでの鉄道音の再現などは、聴き逃し配信で12日昼までお楽しみいただけます。


【放送】
2024/04/05 「まんまる」

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