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<ちきゅうラジオ>は、毎週土日の午後5時5分から6時50分まで、‘世界の今’を現地で暮らす人ならでは視点でお伝えしたり、世界のさまざまな文化や価値観をご紹介したりしています。放送後1週間は、「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけますよ!
ちきゅうラジオ
ラジオ第1 毎週土曜・日曜 午後5時05分
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今回は、オードリー・ヘプバーンを特集。今年は「ローマの休日」公開から70年、そしてオードリーが亡くなってから30年です。いまなお私たちを魅了するオードリーの生きざまを、映画ライターの清藤秀人(きよとう・ひでと)さんとともに名言でたどりました。
【出演者】
清藤さん:清藤秀人さん(映画ライター)
中村アナ:中村慶子アナウンサー
ニャーるど(CV.吉岡麻耶さん)
オードリーに不可能はない?
中村アナ: |
オードリーは見た目もすてきですが、人柄や考え方もとても魅力的で、たくさんの言葉を残しました。 今日は、私自身が感銘を受けた名言3つをセレクトしました! その言葉をご紹介しながら、さまざまなオードリーのエピソードを清藤さんにお話しいただきます。オードリーの生きざまが分かる名言、1つめは…!
『Nothing is impossible, the word itself says, I’m possible.』 不可能(impossible)なことなんてない。 そのことば自体が「私はできる(I’m possible)」って言っているもの。 |
ニャーるど: |
なんだか、トンチみたいニャー! すごいニャー、確かに! |
中村アナ: |
トンチ?(笑) わたし初めて見た時、「確かにimpossibleのつづりは、I’m possibleだ!」ってハッとしたんですよね。 正直わたし、オードリーは見た目の美しさからファンになったんですが、こんな風に物をとらえる方なんだなって、オードリーについてもっと深く知りたいなと思ったきっかけの言葉でもあるんです。 清藤さん、この言葉が出てくるということは、オードリーは、不可能に思える厳しい現実に直面してきて、でも私にはできるって、自分自身に言い聞かせてきたということですか? |
清藤さん: |
そう言えると思います。そもそもオードリーはバレリーナを目指していたんですけれども、戦時中に少女時代を送っていて、なかなかバレエのレッスンに集中できなかったこともありますし、170センチ弱の身長が若干、プリマにとっては高すぎるってこともあって。彼女としてはどうしようもないことを理由に、それを諦めざるを得なくなるわけなんですね。けれども、それを映画女優としてのキャリアにつなげていった。それが「ローマの休日」につながるんですけれども、欠点をチャンスにつなげていった。まさにI’m possibleですよね。この言葉、なかなか良いなーと思って、僕もお気に入りなんですよ。 |
中村アナ: |
そういったことが分かるエピソードの一つに、オードリーのハリウッドデビュー作である「ローマの休日」のカメラテストでの出来事があるんですよね? |
清藤さん: |
そうなんですよ。これ、カメラテストの時のカメラマンが、オードリーにカットって言った後も、こっそりカメラを回すんですね。オードリーは「あー、これで自由になったわ」って飛び跳ねる。それが(監督の)ウィリアム・ワイラーの目に留まるんですけれども、実はこの時オードリーは、カメラをのぞき込んで、「ねぇねぇ、まだ撮ってるんでしょ、分かってるわよ」っていうわけ。つまり素の魅力をどうやって人にアピールするのか、それを知っていたってわけ。自分の魅力がどうすれば人の心をつかむのかっていうのを。結構チャンスに関しては貪欲な人だったんだなっていうのを、このエピソードからうかがい知ることが出来ると思います。 |
ニャーるど: |
それで見事にヒロインに選ばれて、スターとしての階段を駆け上がっていったんですね。 |
番組では、この後、オードリー・ヘプバーンの名言を2つご紹介。第2次世界大戦下のオランダでの暮らし、ユニセフでの活動への思い、さらにはオードリーが作っていた料理のレシピも。
詳しくは「聴き逃し」で♪
【放送】
2023/01/29 ちきゅうラジオ 「名言でたどる! オードリー・ヘプバーン」 清藤秀人さん(映画ライター)
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