名言でたどる! オードリー・ヘプバーン

23/02/05まで

ちきゅうラジオ

放送日:2023/01/29

#ワールド#映画・ドラマ

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<ちきゅうラジオ>は、毎週土日の午後5時5分から6時50分まで、‘世界の今’を現地で暮らす人ならでは視点でお伝えしたり、世界のさまざまな文化や価値観をご紹介したりしています。放送後1週間は、「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけますよ!

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ラジオ第1 毎週土曜・日曜 午後5時05分

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今回は、オードリー・ヘプバーンを特集。今年は「ローマの休日」公開から70年、そしてオードリーが亡くなってから30年です。いまなお私たちを魅了するオードリーの生きざまを、映画ライターの清藤秀人(きよとう・ひでと)さんとともに名言でたどりました。

【出演者】
清藤さん:清藤秀人さん(映画ライター)
中村アナ:中村慶子アナウンサー
ニャーるど(CV.吉岡麻耶さん)

実物のオードリーとは?

中村アナ: オードリーご本人にインタビューをされた、映画ライターの清藤秀人さんです。清藤さん、よろしくお願いいたします。
清藤さん: よろしくお願いします。
ニャーるど: いやーもう、オードリーに実際会ったなんてうらやましい! 実際のオードリーはどんな方でしたか?
清藤さん: ひと言でいうと、めちゃくちゃおちゃめな方です。指定されたホテルの部屋で待っていると、早めに現れたんですね。僕、立って拍手で迎えたんですけれど、オードリーも拍手しながら入ってきて。
中村アナ: かわいい!
清藤さん: ソファーに座るのかなーと思ったら、ちょうど部屋のちっちゃな庭に、あれはクチナシの花ですかね。オードリー、花が大好きだったんですけれども、「あれクチナシよねっ」て言いながら、窓の外に出ていきそうになって。みんな固まったんですけれども。やっと戻ってきてくれてソファーに座ったんですが、それで僕、オードリーを初めて生で見たわけなんですけれど。近くでね。
ニャーるど: わーいいなー!
清藤さん: オードリーの目の色って、ところで何色だと思います?
ニャーるど: え、オードリーの目の色。白黒のローマの休日しか覚えてないから…茶色?
清藤さん: ですよね。ところが。ヒスイ色。
中村アナ: え、ヒスイ色?
清藤さん: みたいな感じ。角度によって、また光によって、緑に近づいたり、ブルーに近づいたりするんですけれども。そのヒスイ色の瞳が、横から見るとギリシャ彫刻みたい。映画では分からないんですよ、実物見ないと。ものすごく彫りが深くて。目が光っていて、その輪郭の奥に。まずその瞳に思いっきり引きずりこまれた。それから膝から下の長さですね。もう、1メートルくらいあるような感じで。
中村アナ・
ニャーるど:
えー!!
清藤さん: そう感じるくらい、もう本当にスタイル良くて。独特の美しさ、映画では分からない美しさに引き込まれて、しばらくあっけにとられたことを思いだしますね。

オードリーに不可能はない?

中村アナ: オードリーは見た目もすてきですが、人柄や考え方もとても魅力的で、たくさんの言葉を残しました。
今日は、私自身が感銘を受けた名言3つをセレクトしました! その言葉をご紹介しながら、さまざまなオードリーのエピソードを清藤さんにお話しいただきます。オードリーの生きざまが分かる名言、1つめは…!

『Nothing is impossible, the word itself says, I’m possible.』
不可能(impossible)なことなんてない。
そのことば自体が「私はできる(I’m possible)」って言っているもの。
ニャーるど: なんだか、トンチみたいニャー! すごいニャー、確かに!
中村アナ: トンチ?(笑)
わたし初めて見た時、「確かにimpossibleのつづりは、I’m possibleだ!」ってハッとしたんですよね。
正直わたし、オードリーは見た目の美しさからファンになったんですが、こんな風に物をとらえる方なんだなって、オードリーについてもっと深く知りたいなと思ったきっかけの言葉でもあるんです。
清藤さん、この言葉が出てくるということは、オードリーは、不可能に思える厳しい現実に直面してきて、でも私にはできるって、自分自身に言い聞かせてきたということですか?
清藤さん: そう言えると思います。そもそもオードリーはバレリーナを目指していたんですけれども、戦時中に少女時代を送っていて、なかなかバレエのレッスンに集中できなかったこともありますし、170センチ弱の身長が若干、プリマにとっては高すぎるってこともあって。彼女としてはどうしようもないことを理由に、それを諦めざるを得なくなるわけなんですね。けれども、それを映画女優としてのキャリアにつなげていった。それが「ローマの休日」につながるんですけれども、欠点をチャンスにつなげていった。まさにI’m possibleですよね。この言葉、なかなか良いなーと思って、僕もお気に入りなんですよ。
中村アナ: そういったことが分かるエピソードの一つに、オードリーのハリウッドデビュー作である「ローマの休日」のカメラテストでの出来事があるんですよね?
清藤さん: そうなんですよ。これ、カメラテストの時のカメラマンが、オードリーにカットって言った後も、こっそりカメラを回すんですね。オードリーは「あー、これで自由になったわ」って飛び跳ねる。それが(監督の)ウィリアム・ワイラーの目に留まるんですけれども、実はこの時オードリーは、カメラをのぞき込んで、「ねぇねぇ、まだ撮ってるんでしょ、分かってるわよ」っていうわけ。つまり素の魅力をどうやって人にアピールするのか、それを知っていたってわけ。自分の魅力がどうすれば人の心をつかむのかっていうのを。結構チャンスに関しては貪欲な人だったんだなっていうのを、このエピソードからうかがい知ることが出来ると思います。
ニャーるど: それで見事にヒロインに選ばれて、スターとしての階段を駆け上がっていったんですね。

番組では、この後、オードリー・ヘプバーンの名言を2つご紹介。第2次世界大戦下のオランダでの暮らし、ユニセフでの活動への思い、さらにはオードリーが作っていた料理のレシピも。

詳しくは「聴き逃し」で♪


【放送】
2023/01/29 ちきゅうラジオ 「名言でたどる! オードリー・ヘプバーン」 清藤秀人さん(映画ライター)

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