40年近く第一線で活躍を続けるタレントの清水ミチコさんをお迎えし、ネタ作りの裏側に迫るとともに、清水さんのモノマネ人生論を語っていただきました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)
【出演者】
清水ミチコさん(タレント)
<プロフィール>
1960年、岐阜県出身。1983年ラジオ番組の構成作家兼出演者となり、1987年にデビュー。音楽と笑いを組み合わせたオリジナルのものまね芸でライブやバラエティー番組など、マルチに活躍中。
――『清水ミチコアワー~ひとり祝賀会~』というタイトルで、全国ライブツアーの真っ最中ですが、なぜこのタイトルに?
清水:
日本武道館のライブが今年で10回目なので、まずは最初にお祝いしたいと思ったんです。
――1万人を笑いの渦に巻き込むすばらしいライブですが、今回はどんな内容ですか?
清水:
新しい学校のリーダーズやYOASOBIさんなど、若いアーティストのネタも頑張って作ったのでお楽しみに。また、ご本人があまり歌われてないユーミンさんの曲(他のアーティストに提供した曲)をメドレーでやっちゃいます。
――膨大なレパートリーがあるのに、毎回、積極的にチャレンジをするのは?
清水:
冒険しないとお客さんも飽きるし、なにより自分自身が飽きてしまうんです。大好きなライブにワクワクして取り組むためにも、話題の人、旬な人、もちろん「紅白歌合戦」はちゃんとチェックしますよ。
――ライブの中でも特に人気の高い「作曲法」というネタは、そのアーティストになりきって、いかにもこのアーティストが作りそうな曲を作るというネタですが、どんなきっかけで生まれたのですか?
清水:
実家がジャズ喫茶で、お客さんが演奏を批判するのを聞いていてイライラしたので、自分で曲の特徴を分析してみようと思ったんです。
- ※ 清水さんの「作曲法」のネタは「聴き逃し」で1週間お楽しみください。
――どんな風に作っていくのですか?
清水:
「そうそう!」と共感してもらえると同時に、笑いも盛り込みたい性分なので、そこが難しくもあり、楽しくもありますね。
――私たちはちょっと効いてる“毒”に大笑いしてしまいますが、ご本人たちの反応は?
清水:
森山良子さんには「森山良子よりも森山良子!」と言われました。