楽しくためるコツ

24/02/15まで

ごごカフェ

放送日:2024/02/08

#インタビュー#ライフスタイル

午後2時台を聴く
24/02/15まで

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節約してますか? 節約アドバイザーの丸山晴美さんに、節約とお金のため方について教えていただきました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)

【出演者】
丸山晴美さん(節約アドバイザー)


<プロフィール>
1974年、新潟県出身。22歳のときから節約を開始し、26歳で500万円以上をためてマンションを購入。その節約術が話題となり、2001年にフリーの節約アドバイザーとして独立し、ファイナンシャルプランナーの資格も取得。分かりやすく、楽しく、賢い節約をモットーに、テレビや雑誌などで活躍中。


――26歳で500万円以上ためたのはすごいですね。

丸山:
当時は一人暮らしで、収入もごく普通でした。まずやったのは、買ったものを書き出して、○△×をつけることにしたんです。は生活に必要なもの。はあってもいいもの。×は必要のないものです。1か月記録したら、×だけで3万円ほどあったんです。

――2023年は値上げラッシュでしたね。

丸山:
モノの値上げもそうですが、通帳の発行にお金がかかったり、年間手数料が取られたり、金融関係の手数料の値上げが目立ちましたね。同じ銀行同士の振り込みでも窓口だと800円くらい取られ、アナログにコストがかかる分“デジタルはお得”ということになりました。今はアナログからデジタルへの移行期なので、なるべくデジタルに対応することをおススメします。また、地方自治体の地域限定のデジタル通貨も、ポジティブにチャレンジしてほしいですね。

今年こそためる!

丸山:
お金をためるには収入を増やすか、節約するか、お金自身に働いてもらって増やすかでしたが、いまは物価が上がってお金の価値が下がっているインフレになっているので、お金にも働いてもらわないと間に合いません。私も2023年には投資に回すお金を増やしました。今年から新NISAも始まったので、もちろん節約もしつつ固定費を見直して、小さい額からでもできる積み立て投資にお金を回して、ためながら増やしてほしいと考えています。

――この固定費の見直しとは?

丸山:
サブスクや定期購入しているもの、子どもの習い事の見直しなどです。あとはスマホのプラン変更を定期的に見直してください。家族全員分を見直すとかなりの金額になると思いますよ。

――冬の節約といえば、やはりエアコンなどの光熱費ですかね?

丸山:
エアコンの温度を下げることでかなりの節約が期待できます。室温20度に設定した暖房を「1日1時間」短縮すると、1シーズンで約1,200円の節約になります。さらに「ウォームビズ+ウォームシェア」で、暖かい部屋にみんなで集まって節約しましょう。

――節約アドバイザーから見て、お金がたまらない人の特徴ってありますか?

丸山:
出すべきときにお金が出せない「お金の優先順位がつけられない人」、「こわい、わからない、面倒くさいが口ぐせの人」、「自分は一人暮らしだから/うちは家族が多いから」など、お金がたまらない理由を並べている人はたまらない傾向にありますね。レシートを見て1日のお金の使い方をふり返って、お金の使い方を考えればムダな出費が減り、お金がたまる習慣が身につくでしょう。

――今話題の新NISAはどうですか?

丸山:
そもそもNISA口座とは非課税口座のことで、投資で得た利益に対する税金が非課税となるものです。旧NISA口座は、積み立てNISA口座と、一般NISA口座と、それぞれ口座がバラバラでした。しかし、これらを一体化した利便性の高い証券口座が「新NISA」です。さらにこれまで積み立てが20年間、一般が5年間だったのが、期間がなくなりました。無理をしてまで投資をする必要はありません。急な出費にも対応できるお金を最低でも50万円ためたなら、預貯金をしながら少額から始めるとよいでしょう。

――丸山さんといえばポイントをためる“ポイ活”ですが、それほどたまりますか?

丸山:
ふるさと納税や投資信託の購入、スマホ代の支払いに使うとお得に使えます。ちなみに2023年は70,420ポイントためました。

――丸山さんが考える楽しくためるコツは?

丸山:
節約を生活のランクダウンと考えるのではなく、ムダを省いて浮いたお金で必要なところにお金が出せるランクアップと考えてください。効率的なお金の使い方に楽しみながら取り組んでほしいです。


【放送】
2024/02/08 「ごごカフェ」

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