お笑い芸人から絵本作家に転身されたひろたあきらさんに、絵本の魅力、大人も楽しめる絵本などを紹介していただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
ひろたあきらさん(絵本作家)
<プロフィール>
1989年、愛知県出身。いくつかのコンビを経て、2018年からピン芸人として活動。2019年、デビュー作『むれ』で複数の賞を獲得し人気絵本作家に。その後、多くの作品を発表。
――お笑い芸人を目指したのは?
ひろた:
とにかく子どもの頃から漫才が大好きでしたね。その後、グラフィックデザイナーに進むかお笑いに進むか悩みました。
――お笑い芸人さんからどうして絵本作家に?
ひろた:
ピン芸人としてフリップネタをやろうと思ったときに、長新太さんの『ゴムあたまポンたろう』という絵本に出会ったんです。タイトル、キャラクター、ストーリー、絵、すべてに衝撃を受け、絵本が好きになりました。それから絵本のトークライブとかやってみたら「うちの書店で読み聞かせをやりませんか?」と書店員さんに声をかけていただいたんです。読み聞かせをやっているうちに、自分も1冊つくってみようと思って描き始めたんです。
――はじめての絵本作りどうでした?
ひろた:
大変だけど、芸人のネタ作りと似ている部分も多かったので楽しい作業でした。子どもがリアクションしてくれる絵本を心がけて作りました。
――読み聞かせはどんな反応ですか?
ひろた:
子どもたちがめちゃくちゃ元気だし、もうフェスのように盛り上がりますよ。絵本をコミュニケーションのツールにしていろいろ話しています。絵本のこととは関係ない話をしてくる子どももいてとても楽しいですよ。
――そんなライブ感も楽しいですね。
ひろた:
その場の雰囲気で、読む本のセットリストも変えるんですよ。
――子どもの心をつかんでいる感じが伝わってきます。ひろせさん自身が絵本のキャラみたいですよ。
- ※ ひろたあきらさんの読み聞かせは「聴き逃し」で1週間楽しめます。