バンドネオンでアニソンがタンゴ!?

24/01/01まで

ごごカフェ

放送日:2023/12/25

#インタビュー#音楽#マンガ・アニメ

午後2時台を聴く
24/01/01まで

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タンゴの伝道師として精力的に活動されているバンドネオン奏者の小松亮太さんがスタジオで生演奏! タンゴの魅力をたっぷりお届けしました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
小松亮太さん


<プロフィール>
1973年、東京都出身。14歳からバンドネオンを独学で始める。1998年にCDデビュー。その後、日本だけではなく、世界各地でタンゴの普及のため精力的に活動。今年、CDデビュー25周年を迎えた。


――バンドネオンとの出会いは?

小松:
父がタンゴギター奏者で母がタンゴのピアニストだったので、生まれたときからタンゴは家にあったんです。

――まさにタンゴの申し子ですね。バンドネオンをやろうと思ったのは?

小松:
親がバンドネオンを数週間預かることがあった中学2年のときです。バンドネオンって鍵盤ではなくボタンを押して演奏するんです。「ドレミ」が順番に並んでいないので、手探りで音を探したんです。毎朝、学校に行く前に少しずつ触って覚えるようにしました。そのころバンドネオンを弾ける人はほとんどいなかったので、独学しかなかったんです。

――高校生でプロとして活動されたんですよね?

小松:
当時、タンゴを知ってる人は、60歳以上の人が多かったんです。これからタンゴを演奏していく自分の将来にすごく不安をおぼえました。自分と同世代のファンを増やそうとライブハウスに電話してバンドネオンというと、「ネオンというバンドですか?」と言われるほど、バンドネオンの存在が知られていなかったんです。でも、ピアソラ(アルゼンチンのバンドネオン奏者)のおかげで、なんとかタンゴとバンドネオンを知ってもらうことができましたね。

もっともっとタンゴを!

――デビュー25周年ということで9月に2枚のCDをリリースされたんですね。

小松:
1枚目はタンゴの名曲や新しいタンゴを集めたアルバムで、2枚目は僕が好きだったアニメソングをタンゴにアレンジしたアルバム『コラソン・デ・アニソン』です。

――コラソンってどういう意味ですか?

小松:
スペイン語で「心」です。いきなりタンゴを聴いてくれというより「アニソン」から入ってタンゴを好きになってほしいと思ったんです。けっきょく売れないとタンゴが廃れてしまいますので、マーケティングですね(笑)。

  • 『母をたずねて三千里』の主題歌と『銀河鉄道999』をスタジオで演奏していただきました。

――松本零士先生も天国で聴いてくれたと思いますよ。タンゴってもっと情熱的な音楽だと思っていましたが、『999』を聴いて泣いちゃいました。

小松:
「タンゴ」イコール「情熱」というイメージが強いのですが、アルゼンチンの人ってとてもクールな面もあります。

――今後のご予定は?

小松:
12月30日に、アコーディオン奏者の佐藤芳明さんと桑山哲也さんと3人でライブをします。バンドネオン、鍵盤のアコーディオン、ボタンアコーディオンの違いを楽しんでほしいですね。

――クリスマスの楽しい時間をありがとうございました。


【放送】
2023/12/25 「ごごカフェ」

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