午後2時台を聴く
23/12/29まで
午後3時台を聴く
23/12/29まで
TM NETWORKのボーカリスト、宇都宮隆さんをお迎えして、ソロ活動30周年のことや、来年40周年を迎えるTM NETWORKについてうかがいました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)
【出演者】
宇都宮隆さん
<プロフィール>
1957年、熊本県出身、東京都立川市育ち。1979年、ロックバンドSPEEDWAYでデビュー。1983年に小室哲哉(Key)、木根尚登(G)と共にTM NETWORKを結成。1984年、メジャーデビューを果たしました。1992年にはT.UTU名義でソロ活動をスタート。以降、多くのユニットを結成し、現在までライブを中心に活動中。
――先週のライブを拝見しました。
宇都宮:
今回は「年忘れ!! 2023 歌酔曲&Kフォーク 師走だョ!全員集合」と銘打って、誰もが口ずさめる歌謡曲とフォークソングを楽しんでいただくライブでした。木根も参加してくれて楽しかったです。
――木根さんとのトークもおもしろかったですね。
宇都宮:
いつもは野村義男さんとのトークなんですが、今回は木根が入って、なんともいえない掛け合いになりましたね。まあ、お互いつきあいが長く、小学校は同じクラスで、中学高校も同じですからね。
――以前、木根さんが、転校生の宇都宮さんがブランコでしょんぼりしてたから声をかけたとおっしゃっていましたよ。
宇都宮:
しょんぼりはしてなかったですね(笑)。ここはどこだろう? ってボーっとしてただけですよ。
ソロ活動30年
――1992年からソロ活動を開始されましたが、きっかけは何だったのですか?
宇都宮:
今までバンドしかやってこなかったため、ソロ活動のイメージがわかなかったんです。最初は戸惑いだらけでしたが、やっていくうちに「自分はこうしたいんだ」というイメージがどんどん広がっていったんです。自分が決断すれば、即行動にも移せるし、いろんな人とコラボが出来るのがおもしろくなっていって、あっという間に30年です。
――ソロ活動はいろいろなユニットで活動されていますね。
宇都宮:
ソロになって作ったプロジェクトは5つあります。なんか飽きちゃうのかな(笑)。たとえばソロ名義のT.UTSUは、国内屈指のミュージシャン達と作ったし、BOYO-BOZOはヒップホップ要素を取り入れたロック系ユニット。U_WAVE、UTSU BARは、歌謡曲のカバーが中心です。バイオリンとキーボードのシンプルな編成のU_MIX。本当にいろいろなパターンの音楽をやってきましたね(笑)。どれかひとつだけを追求するタイプじゃなかったからこそ、そのときにやりたいことにいろいろなスタイルでチャレンジできたんじゃないかと思います。
――ボーカリストとして声を維持する秘けつとかあるんですか?
宇都宮:
何もやってないけど、お風呂に入っている時に確認するくらいですね。
――30年間ソロ活動を続けてこられた原動力はなんですか?
宇都宮:
僕にとっては、何もしてない時間が大切なんです。ボーッとしているのもいいんですが、テレビが好きなので、テレビを見ているときにアイデアが出てくるんです。オンとオフの切り替えが原動力になっているのかもしれません。
――音楽もいっぱい聴かれるんですか?
宇都宮:
オフのときは音楽を聴きませんね。それよりも他のジャンルに興味があるんです。
――宇都宮隆というボーカリストのルーツは何ですか?
宇都宮:
小学生のときに、ザ・タイガースの沢田研二さんを好きになったんです。そこから音楽が好きになって、海外のアーティストではロッド・スチュアートのすべてが大好きになっちゃったんです。
TMは40年
――この40年は長かったですか?
宇都宮:
あっという間ですね。小室にしても、木根にしても気づけば半世紀ですからね。
――いまはどんな関係ですか?
宇都宮:
そんなに変わってないですね。合わない時期が何年あっても「あっ、ひさしぶり」くらいですからね。出会ったときの関係性は変わらないですね。そこが魅力の一つなんじゃないかな。
――会話の量としては木根さんが多いんですか?
宇都宮:
くだらない話は木根ですね。でも、仕事関係のときはおとなしいですよ。
――次にこんなことをやりたいとかの提案は小室さんと宇都宮さんですか?
宇都宮:
基本はリーダーの小室が考えたものをやろうと思っています。
――いまでもいっしょに活動できるってすごいですね。
宇都宮:
3人がそれぞれ“音楽をやり続けていた”というのが一番大きいんじゃないかと思います。
――来年1月から40周年ツアーが始まりますが、どのようなステージになりそうですか?
宇都宮:
まだ何も決まってないんです(笑)。今はゆったりする時間なのでなるべく考えないようにしてます。とはいえ、みなさんツアーを楽しみにしていてください。
【放送】
2023/12/22 「ごごカフェ」
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