午後0時台を聴く
23/12/15まで

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NHKドラマ10『大奥Season2』と『ごごカフェ』のコラボレーション企画の第10弾! 今回は、胤篤・天璋院を演じた福士蒼汰(ふくし・そうた)さんをお迎えしました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)

【出演者】
福士蒼汰さん


<プロフィール>
1993年、東京都出身。2011年に俳優デビュー。同年、『仮面ライダーフォーゼ』で主演を務める。映画『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』の3作品で第38回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。NHKでは、連続テレビ小説『あまちゃん』、BS時代劇『明治開化 新十郎探偵帖』などに出演。『大奥』「3代・徳川家光×万里小路有功(までのこうじ ありこと)編」では、万里小路有功を演じた。


――いよいよ次回が最終回ですね。

福士:
Season1から台本を読ませていただいていますが、終わるにつれて寂しくなりますね。完結するのって、うれしさと寂しさの両方ですね。

――原作のコミックはキャスティングされる前から読んでいましたか?

福士:
知ってはいましたが、オファーをいただいてから読みはじめました。最初は人気の有功(ありこと)役だったので、けっこうプレッシャーでした。時代劇も初めてで不安でした。

――時代劇で戸惑ったことは?

福士:
僕は趣味で剣術の居合いとかやっているので、意外と所作には苦労しなかったですね。体が勝手に動きました。

――Season2で、胤篤・天璋院のオファーが来たときはどうでしたか?

福士:
有功の有終の美でよかったんじゃない? と思っていました。でも、同時に自分に胤篤を求めてくださるのなら受けたいと思っていました。有功と胤篤は似ているけど、キャラクターは別なので、演じがいはあるんじゃないかと思いました。

――Season2で別の役を演じてみていかがでしたか。

福士:
どう見られて、どう受け入れてもらえるのか、もうドキドキでした。でも演じることができて幸せでした。

――どう演じ分けたのですか?

福士:
有功のときは、公家出身で出家して大奥に入るとか、過去が想像できたので、業の深さを自分で作り上げることができました。でも、胤篤はわりと自由に薩摩で生きてきて、大奥に入ってから人生が変わっていくので、深さを作れないんじゃないかと不安でした。なので、そういう部分は意識して演じました。

――今年、ウェブドラマで海外進出を果たされました。英語で演じることはどうですか?

福士:
英語での芝居は、身体表現(ボディーランゲージ)を加えることができるので、自分にとっては楽でしたね。

――英語は得意だったのですか?

福士:
学生のころから英語が好きで得意でした。20代のうちに海外作品に出るのが夢だったので、29歳で出られてよかったです。

――目標を立てて、実現させていくタイプなんですね。

福士:
コツコツ勉強するのが好きなんですよ。コツコツやり続けていると、誰も追いつけないものになるんですよ。筋トレや語学など、コツコツやることは人間的に意味あることだと思っています。その先にある輝かしい未来を思い描くので、小さい苦痛や努力はぜんぜん苦にならないですね。

――ストイックに役作りもされたそうですね。

福士:
『大奥』の場合、役づくりで頑張ったのは乗馬ですね。乗馬は数年前からやっていましたが、原作の名シーンをドラマで演じることができてうれしかったです。

――これから役者として演じていくにあたって、ここだけは譲れない、これをやっていきたいということはなんですか?

福士:
心を忘れないことですね。本当に自分が思うことを大切にしていきたいですね。役者というアーティスト業の魅力を深めていくために、人間の心を忘れないようにしたいですね。

――次回、最終回の見どころは?

福士:
大奥で生きてきた人たちの人生を一緒に感じてほしいと思います。そして、最後まで胤篤を見届けてください。

大奥

[総合][BS4K]
毎週火曜 よる10時~10時45分

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【放送】
2023/12/08 「ごごカフェ」

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