午後2時台を聴く
23/12/01まで

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NHKドラマ10『大奥Season2』と『ごごカフェ』のコラボレーション企画の第8弾! 今回は、井伊直弼(いいなおすけ)を演じる津田健次郎(つだけんじろう)さんをお迎えしました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)

【出演者】
津田健次郎さん


<プロフィール>
1971年、大阪府出身。1995年、アニメ『H2』で声優デビュー。その後、声優業を中心に舞台にも出演。NHK連続テレビ小説『エール』で語りを担当し、本編にも出演。2019年、『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』で映画監督デビュー。2021年、第15回声優アワードにて主演男優賞を受賞。声優業、俳優業を中心に幅広く活躍中。


――今回、井伊直弼のオファーが来たときはどうでしたか?

津田:
めちゃくちゃうれしかったです。Season1の評判もよかったので、本腰を入れて頑張ろうと思いました。今回の撮影では、時代劇特有の難しさとおもしろさも体験しました。例えば、語尾のニュアンスの違いとか、古い言葉ならではの美しさに背筋が伸びました。また、所作に関しても、頭を下げる角度まで細かく教えていただきました。無駄をそぎ落とした演技はとても美しくやりがいがありましたね。

――桜田門外の変での非業の死は、ナレーションだけだったんですね。

津田:
台本がとても情緒的、詩的に描かれていたんです。姿は出ていませんでしたが、まさに役者冥利につきる美しい死でした。

――俳優、声優を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

津田:
中学から名画座通いをしていました。オードリー・ヘプバーンやチャップリンなど、いわゆる王道の映画が好きでしたね。その後、ヨーロッパのアート系映画にもハマって、いつか自分でも撮ってみたいと思っていたんです。でも、シナリオが書けなかったんです。それで、勉強のために舞台の養成所に入ったら、舞台の稽古にハマってしまったんです。

――演劇の何に惹(ひ)きつけられたんですか?

津田:
芝居では、うっ屈した毒素? を出すことができて、しかも褒められるんですよ。演劇の世界って懐の深い世界だなと思っておもしろくなっちゃったんです。

――でも、舞台ではなく声優で脚光を浴びるんですね。

津田:
舞台は細々とやっていましたが、1995年にあだち充さん原作のアニメ『H2』のオーディションを受けたんです。受けたことを忘れた頃に、受かったと連絡があったんです。まさか声優の道に進むとは思っていませんでした。

――その後、声優として手ごたえがあった作品は?

津田:
転機は、アニメ『遊☆戯☆王』と『テニスの王子様』に出たことですね。そこから声の仕事が増えました。

――映画を撮りたい気持ちは、いまどのくらいありますか?

津田:
すごくありますね。役者をやるにあたって、中途半端になっちゃいけないので、一回封印しようと思っていたのですが、人生は短いので、やりたいことはやろう! と思いました。

――どのくらいの目標で撮りますか?

津田:
来年中には、長編映画をガッツリやってみたいですね。来年中には、実現の道すじを立てたいです。でも、完成までは長いかもしれませんね。

――どんな作品になりそうですか?

津田:
わりとトガったものにしたいですね。

――息抜きの趣味は?

津田:
写真くらいですね。あまり趣味がなかったのですが、ドラマや映画などを撮影するカメラマンさんと共通言語を持ちたくてカメラを買ったんです。そこからハマっていきました。

――津田さんの写真集も大人気ですね?

津田:
撮影中も、カメラマンの露出や角度はすごく気になりました。やはりプロはすごいですね。

――このあと、ドラマ『大奥』に期待することは?

津田:
すごい作品なので、このまま加速してどんどん盛り上がってもらいたいですね。

大奥

[総合][BS4K]
毎週火曜 よる10時~10時45分

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【放送】
2023/11/24 「ごごカフェ」

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