午後2時台を聴く
23/11/27まで

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ジューシィ・フルーツのイリアさんに、ロックとの出会い、バンドのこと、解散後の生活など、自由にお話していただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
イリアさん(ミュージシャン)


<プロフィール>
1957年、東京都出身。1977年、女性ロックバンド、ガールズでギターを担当。その後、近田春夫さんのバックバンドに参加。そのバックバンドが再編成され、1980年、ジューシィ・フルーツとしてデビュー。1984年に解散したが、2009年に再結成し、メンバーチェンジを経て、現在も積極的にライブ活動を展開。


――ガールズのときはギター担当だったそうですね?

イリア:
ボーカルは別にいたので、バックでギターを弾いていました。大学生のときに参加していたので、このあとはふつうに就職するんだろうなと思っていたのですが、近田さんのバンドに誘われて就活できなかったんです。

――当時、女性のギタリストは珍しかったですよね。ギターを始めたのはいつですか?

イリア:
中学生のときにクラシックギターを買ってもらい、キングクリムゾン、ELP、ピンク・フロイドなどのプログレッシブロックをコピーしていました。毎日、必死に練習していたら、友だちのバンドに誘われたんです。そのとき、はじめてエレキギターに持ち替えました。

――ガールズに入ったきっかけは?

イリア:
しばらく友だちとのバンドをやっていましたが、音楽つながりで、女性だけでバンドをやろうという人に会ってガールズに参加しました。

――ガールズのときもジューシィ・フルーツのようにミニスカートで派手だったのですか?

イリア:
ガールズのボーカルは派手でしたが、私はそうでもなかったですよ。私は、ジューシーになってから、ショートカットにして派手な衣装になりました。ギターもマニュキアでピンク色に塗ったんですよ。

――ギターを弾きながら歌うのって大変ですよね。

イリア:
いろいろなことを同時進行でやるので大変ですね。でも、それがふだんの生活、例えば、3つのコンロで同時に料理するとかに役に立っているかもしれません(笑)。

――ジューシィ・フルーツ解散後はソロで活動されたり、ご結婚もされたりと・・・お孫さんもいらっしゃるんですよね?

イリア:
おばあちゃんになりました。もうすぐ1歳になります。かわいいですよ。

――ジューシィ・フルーツ再結成まではどんな生活でしたか?

イリア:
活動再開まで20年以上ありました。ジューシィの活動に満足していたので、ふつうに生活してました。でも、知人のライブに飛び入りしてギターを弾いたら、そのまま再結成になったんです。

――イリアさんは、美術大学出身で、絵も教えていたんですって?

イリア:
本当は絵の仕事をするつもりだったんです。でも、趣味の音楽が仕事になっちゃったんです。今は幼稚園で絵を教えています。コロナ禍で時間ができてからは自分の絵を描くようになりました。

――なんだかステキな生き方をされていますね。

イリア:
好きなことは好きでいいんです! これからもやりたいことをやっていきます。いろいろやると気分転換になりますよ。最近はギターだけでなく、三味線や和太鼓もやっています。

――今のライブはどんな感じですか?

イリア:
ネットで昔のことを調べて来てくださる方や、親子で来てくれる人もいますね。来週のライブでは、九州の焼酎の蔵元さんも参加してくれるんですよ。それから元BOØWYの高橋まことさんたちと和太鼓のライブもやります。

――本当に自由で楽しそうですね。


【放送】
2023/11/20 「ごごカフェ」

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