デビュー30周年を迎えたTRFからDJ KOOさんとSAMさんをお迎えし、30年の歴史を振り返りました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー))
TRF
1992年、小室哲哉のプロデュースにより結成、1993年、メジャーデビュー。ボーカリストのYU-KI、リーダーでサウンドクリエーターのDJ KOO、ダンスクリエイター ダンサーのSAM、CHIHARU、ETSUの5人組ダンス&ボーカルグループ。
【出演者】
DJ KOOさん
1961年、東京都出身。ソロとしては、ダンスクラシックやEDM、J-POPなど幅広い音楽で活躍中。2022年、日本盆踊り協会特別名誉顧問に就任。
SAMさん
1962年、埼玉県出身。TRFのほか、多くのアーティストの振り付けやコンサートプロデュース、次世代ダンサーの育成も手がける。100歳まで動けるカラダを目指す健康長寿プログラム「リバイバルダンス」や、ダンスの楽しみと健康をプログラムした「ダレデモダンス」を発表。
――小室哲哉さんからTRF結成を聞かされたときはどう思われましたか?
SAM:
最初、僕のダンスチームにオリジナルの曲を書いてくれると思ってたんです。だからユニットの構想も何も知らなかったんです。
DJ KOO:
僕は小室さんの押しかけ弟子のような感じで、TRFにフェードインした感じなんです。
――結成当時のお互いの第一印象は?
SAM:
音楽シーンでKOOちゃんのことは知ってたんですが、音楽仲間から「あいつは変わっているから気をつけろ!」って言われました(笑)。
DJ KOO:
僕も40年前くらいからSAMのこと知ってたんですよ。「KOOちゃんがいれば安心だな」って言われたのおぼえてるよ。
SAM:
でも、小室さんがテクノをやるとは思わなかったですね。
DJ KOO:
早いテクノで踊るSAMが想像できなかったもん。
――KOOさんのDJスタイルも新しかったですね。
DJ KOO:
最初のころは「あの後ろの人は何ですか?」「あの人は必要なんですか?」って言われましたよ。
SAM:
焼きそばを作っていると思われていたね(笑)。
――30年の活動で意見の食い違いなどはありませんでした?
DJ KOO:
活動休止の時期もありましたが、解散という選択はありませんでしたね。
SAM:
レコード会社のフェスで、何万人の前でパフォーマンスできたのも解散しなかった理由ですね。でも、最初の頃は意見の食い違いでギクシャクしていましたよ。
DJ KOO:
お互いがプロフェッショナルとしてリスペクトしてたのがよかったんですね。