俳優でミュージシャンの高橋和也さんに、男闘呼組(おとこぐみ)再結成のことから、新しいバンドのこと、音楽のルーツ、役者としてのお話もうかがいました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
高橋和也さん(俳優・ミュージシャン)
<プロフィール>
1969年、東京都出身。1988年、ロックバンド・男闘呼組でデビュー。1993年、 男闘呼組の事実上解散後、ソロ活動に入り、さまざまなバンドを経て、2022年、男闘呼組再始動。2023年8月、ライブをもって解散。俳優・声優としても活躍中。
――男闘呼組の再結成はどうでしたか?
高橋:
再結成は夢を見ている感じで、こんな奇跡が起こるんだと思いましたね。それぞれ所属事務所も違うし、いろいろ乗り越えなければならない問題もあったけど、一つ一つ乗り越えて、再結成につながりました。コロナ禍で、メンバー同士が連絡をとりあって、遊びのつもりでスタジオに入ったんです。今ならどんな音が出せるかなと思ったんです。
――久しぶりにメンバーに会ってどうでした?
高橋:
27年ぶりだったので、まずお互い抱き合いましたね。それで、スタジオで音を出したら意外とうまくいったんです。ちょっと照れながらも、みんなで音を出している喜びがあふれていましたね。そして、もう一度みんなの前に立とうと思い、22都市を回りました。
――8月で男闘呼組は解散されましたが、メンバー全員で新しいバンドをつくられたそうですね。
高橋:
Rockon Social Clubというバンドで、元JUN SKY WALKER(S)の寺岡呼人さんをプロデューサーに迎え、新しいメンバーも加えた大人のロックバンドを結成しました。新・男闘呼組という感じですね。
――新曲の「LIFE」の歌詞もステキですね。
高橋:
人生の出会いや別れの節目は誰にも訪れますが、この曲でみんなの背中を押したいと思っています。
――音楽に目覚めたのはいつごろですか?
高橋:
父がカントリーミュージックのライブバーをやっていて、物心ついた頃からカントリーを聴いていました。僕は、ハンク・ウィリアムズを専門に歌っています。今日は、そんなハンクの歌を歌います。
M~~~~「マンション オン ザ ヒル」~~~~
ハンクの曲は、失恋ソングが多いのに曲調が明るいのが魅力なんです。もう100年前の人なんですけど、アメリカ音楽のパイオニアのような人なんです。世界中の人から愛されているんですよ。
――高橋さんは6人のお子さんがいらっしゃるそうですね。
高橋:
上が30歳、下が20歳です。2年おきに生まれてるから、もう一生懸命育てましたね。
――お子さんたちは音楽をやっているのかしら?
高橋:
長男と三男が一緒にバンドをやってます。