午後2時台を聴く
23/11/16まで

午後2時台を聴く
23/11/16まで

タレント、女優、エッセイストとして活躍されている青木さやかさんに、お母様のことや娘さんのこと、そして、これからを楽しく過ごすためのヒントを教えていただきました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)

【出演者】
青木さやかさん(タレント)


<プロフィール>
1973年、愛知県出身。大学卒業後、フリーアナウンサーとして名古屋を中心に活躍。その後、お笑い界へ転身。バラエティー番組で頭角を現し、「どこ見てんのよ!」のキレ芸で大ブレイク。女優としてドラマ出演多数。エッセイストとしても活躍中。


――「どこ見てんのよ!」から20年ですね。

青木:
当時は自分の嫉妬心とか怒りをデフォルメして演じていましたが、今は自然体でやってます。

――3月に50歳を迎えられましたが、思い描いていた50歳とは違ったそうですね。

青木:
50歳になっても、こんなに必死に働くとは思っていませんでした。子どものころ、50歳は、穏やかで、ゆとりがあって、必死で稼ぐなんてないんだろうなって思っていたんです。子どもも、まだ中学生ですし、経済的にも日々必死です。まだまだこれからですね。始まりの音しか聞こえませんね。

――青木さんは、団塊ジュニア世代ですが、意識しますか?

青木:
ふだんはあまり意識しませんが、他の世代の方と関わって感じるのが、とにかく人数が多くて競争社会だったので、“友だちはライバル”という感覚でした。私の娘なんか1位とか関係ない世代なんですよ。今の若手の芸人さんたちにもそんなことを感じますね。私たちの世代はライバル心むき出しでピリピリしてましたね。

――そういう時代の影響もあると思いますが、お母様とも確執があったそうですね?

青木:
母は、厳しくて、人を褒めない性格で、世間体を一番気にしていました。それなのに、私が高校生のときに離婚したんです。思春期の私は、母とは話さなくなりましたね。

――でも、大人になって、お母様に似ていると気づかされることがあったそうですね。

青木:
私の母は何でも評価する人だったんです。テレビを見ていても「きょうの歌は70点だね」とか言うんですよ。世の中のことをすべて審査するんです。

――わからなくはないけど・・・

青木:
それがすごくイヤだったんです。でも、母に似ていると気づかされる出来事があったんです。友人の結婚式の披露宴に出席したとき、私が「いまの祝辞長くない?」「おもしろい祝辞! 90点!」とか言っていたんです。そうしたら、ビビる大木さんに「青木、なんで人の祝辞を評価してんの?」と指摘されたんです。それから、なんでもすぐに「評価」するのをやめようと努力したんです。

――私にもそういうところありますよ。それはダメなのかな?

青木:
私の会話は、ほとんどがそうだったんです。面白く評価するのが私の武器だったんです。

――そこからどうチェンジしたんですか?

青木:
自分に自信を持たせるのは自分だ! と思うようになりました。まず自分を褒めることから始めました。

――中学生の娘さんとの距離感はどうなんですか?

青木:
仲はいいと思いますよ。

――青木さんが、お母さんとの関係で学んだことがいかされているんでしょうか?

青木:
例えば、世間体なんか取っ払って、私への嫌な思いをほかの人に言える環境をつくって、いろいろな人たちの中で育てたいと思いますね。

――今後はどうします?

青木:
人生100年時代といいますが、いくつまで生きるかわからないですよね。長生きするなら財力は必要ですよね。だから元気なうちは、人に迷惑をかけないように、できるだけ仕事をさせていただきます。

――お互い、50代をもっともっと楽しんで、年を重ねていきましょう!

青木:
先輩たちが楽しそうに元気にしているので、私たちもこれからが楽しみですね。


【放送】
2023/11/09 「ごごカフェ」

午後2時台を聴く
23/11/16まで

午後2時台を聴く
23/11/16まで