芸術の秋&行楽の秋! ということで、鉄道の魅力をスギテツのお二人の演奏とともに楽しみました。(聞き手:吾妻謙パーソナリティー)
【出演者】
スギテツ(クラシック・デュオ)
<プロフィール>
聴くだけでなく、観て楽しいコンサート活動を続ける、杉浦哲郎さん(ピアノ)と岡田鉄平さん(バイオリン)によるクラシック・デュオ。「クラシックで笑顔を創る」をモットーに、年間100本を超えるステージを全国各地で展開している。
杉浦:
きのうまで8回連続でコンサートをやってきました。
岡田:
きのうは横浜の小学校で、明日は静岡県の御殿場ですね。
杉浦:
僕たちは学校でのコンサートが多いんです。地域によって子どもたちの反応が違いますね。
岡田:
関西だと子どもたちがけっこうツッコむので、会場が盛り上がりますね。
杉浦:
鉄平くん(岡田)がバイオリンで救急車やパトカーが通過する音を出すんですけど・・・
岡田:
救急車を呼んだ体(てい)で音を出しているのに、「通過したらあかんやん!」って言われました(笑)。
――ちょっと変わったところでも演奏されたんですって?
杉浦:
10月14日の「鉄道の日」に、リニア中央新幹線の神奈川駅(仮称)の巨大な穴の中で演奏しました。
岡田:
地下30メートルくらいの、ホームができる予定のところです。
杉浦:
まだ掘っている途中なので、青空の下なんですよ。でも横は鉄板が張り巡らされているので、コンサートホールみたいに音が響くんですよ。
岡田:
今しかできないクラシックホールでしたね。
杉浦:
このコンサートのメインはJRの吹奏楽部の方々で、皆さん各自の仕事着で演奏されたんですよ。
――「あの人はこんな仕事をしてるのか!」と見ても楽しめるコンサートだったんですね。
杉浦:
JR東海の社長さんは、吹奏楽部の会長で、後方からトランペットを持って前に出てきて社長挨拶をされたんです。
岡田:
なかなかレアですよね(笑)。
杉浦:
このようなコンサートは、地域の人たちに、鉄道に親しんでいただけるので素晴らしいと思いました。
――他にはどんなところで演奏されましたか?
杉浦:
この夏、近鉄特急「ひのとり」で車内コンサートをやりました。ふだん走らない名古屋~賢島(かしこじま)の区間で演奏したんです。
――揺れる車内で、バイオリンは演奏しにくくないですか?
岡田:
新車なので、本当に揺れが少ない車両でした。
――今後の活動ついて教えてください。
杉浦:
11月の平日は、まだまだ学校でのコンサートが続きます。土日はイベントやコンサートホールで演奏します。12月はクリスマスコンサートを各地でやる予定です。そして、来年は、鉄道学校として有名な岩倉高校の吹奏楽部のみなさんとコラボをします。
――全国各地でコンサートをされていますが、移動はやはり鉄道ですか?
杉浦:
場所によってですね。
岡田:
僕はクルマが好きなので、もう移動距離が、月に3,000kmくらいで、2か月でオイル交換なんですよ。
――きょうは楽しく、旅をした気分になれました。ありがとうございました。
- ※ スギテツのスペシャルライブは、「聴き逃し」で1週間お楽しみいただけます。
【放送】
2023/11/03 「ごごカフェ」