南佳孝 スタジオライブ!~涙のステラ 他

23/03/22まで

ごごカフェ

放送日:2023/03/15

#インタビュー#ライフスタイル#音楽#うた♪

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デビュー50年を迎えた南佳孝さん。ポップスの魅力と作品への思いなどをうかがいました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)

【出演者】
南佳孝さん(シンガーソングライター)


<プロフィール>
1950年、東京都出身。1973年、松本隆プロデュースのアルバム「摩天楼のヒロイン」でデビュー。その後、「モンロー・ウォーク」(1979年)、「スローなブギにしてくれ(I want you)」(1981年)を発表。ジャズ、ボサノヴァ、ラテンなどジャンルを超えさまざまなミュージシャンと共演。楽曲提供、CMソング、ナレーションでも活躍中。


――もうすぐデビュー50年なんですね。おめでとうございます。

南: 50年って昔の人の一生分ですね(笑)。

――初めて南さんの曲を聴いたとき「なんておしゃれなんだ!」と感じました。それまでの音楽シーンとは違う種類の音楽でした。南さんの音楽の原体験はどういったものだったのですか?

南: 兄や姉の影響もあってナット・キング・コールやハリー・ベラフォンテを聴いていました。それからビートルズにのめり込んで、仲間と「高校に入ったらバンドやろう!」ということになったんです。その後、キャロル・キングを聴いて、シンガーソングライターを意識しました。やっぱり自分たちで曲をつくって演奏することがすごいと思い、自分でも曲をつくらなきゃ!と思いましたね。

――それが今につながっているのですね。

南: 大学に入ったころはジャズギタリストになりたかったんです。

――ギタリストからをシンガーになったのは?

南: 軽音楽部の友人から「コンテストに曲を出すんですけど、南さんもどうですか?」と誘われて、ちょっとした譜面とカセットを出したら3位になっちゃったんです。そうしたら、その友人が松本隆さんを連れて現れたんですよ。当時の松本さんは、はっぴいえんど解散間近でした。

――デビューのきっかけが松本隆さんだったんですよね?

南: はっぴいえんどを解散して、メンバーたちは「新人をプロデュースするように」といわれていたそうなんです。松本さんに「デモテープの曲もいいけど新しい曲をつくろう!」ということになって、それでデビューにつながったんです。

――まさに運命の出会いですね。

南: お互い、生まれも育ちも東京で、映画、音楽、本などの好みが似ていたんです。あの頃は、フォークソングでも歌謡曲でもない「人がやっていないことをやろう!」という空気にあふれていました。最初のアルバムのレコーディングメンバーは、細野晴臣さん、鈴木茂さん、林立夫さん、松任谷正隆さんなどです。

――1979年発表の「モンロー・ウォーク」、来生えつこさんの詞の世界も独特でしたよね。

南: ジャズはもちろん、ファンクやボサノヴァ、レゲエといった要素を取り入れた音と相まって、新しい世界観を作っていけたのかもしれないですね。「モンロー・ウォーク」のアレンジは坂本龍一さんで、ドラムは高橋幸宏さんです。

――今度、松本隆さんの歌詞を集めたアルバムを出されるそうですね。

南: ニューヨークでレコーディングして、ジャケットの絵は僕が描いてるんですよ。きょうはそのアルバムから「SCOTCH AND RAIN」を演奏しますね。
  • すてきな歌声は「聴き逃し」でどうぞ!

――演奏と歌声で体の奥底がうずきました。曲を聴いて汗をかいちゃったわ。

南: 武内さんっておもしろいね(笑)。

――歌うときに心がけていることはなんですか?

南: 僕はあまり感情移入しない方なんですよ。デビュー当時からそうなんです。感情を入れ過ぎるとToo Muchになっちゃうんですよ。ボサノヴァの影響もあるのかな?

――声をキープするのは大変ですか?

南: 何にもしてないんですよ。8年くらい前にポリープになったけど、手術をしなくてすみました。

人生は楽しまなきゃ!

――50年もずっと曲を創作できる秘けつはなんですか?

南: WBCを見ててもすぐにギターを抱えて弾いちゃうんですよ。料理も大好きで、短歌もコロナ禍になってから始めました。いくつか紹介しますね。
  • 南さんの短歌は聴き逃しで!

――これからの目標は?

南: 何も考えてません。毎日、絵や短歌など、自分への宿題をこなしていくことですね。好きなことをしながら生きていきます。人生楽しまなきゃ! ようやくマスクもはずせて、ふつうの日常って本当にいいと思いました。

――ふつうっていいですね。きょうはありがとうございました。

  • 南佳孝さんの楽曲、スタジオでの生演奏は「聴き逃し」で1週間お楽しみいただけます。

【放送】
2023/03/15 「ごごカフェ」

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