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【9月28日放送】ジャーナル文化流行「トレンド情報」

番組スタッフ

投稿日時:10月 3日 (水) 午後 8時39分

毎週金曜日に放送する「ジャーナル文化流行」。週替わりで映画や本、トレンド情報などを専門家の方々とともにお伝えしています。9月28日はトレンドウォッチャー、くどうみやこさんのトレンド情報でした。

【ジャーナル文化流行】9月28日放送 トレンド情報

今回は芸術の秋ということで「体感型アートの楽しみ方」がテーマでした。体感型のアートとして、トリックアートをメインにお話しをしたということで、集合写真もトリックアート風に撮影してみました。これまでは平面的な壁や床に描かれたトリックアートの作品が多かったのですが、上下左右に描かれた作品の中で様々なポーズをとることで、人が宙に浮いていたり空を飛んでいるかのように見えたりと、より臨場感を楽しめる作品が増えてきたことも人気が出てきた要因の1つのようです。

スマートフォンなどのAR(拡張現実)と融合させて楽しむこともできるようになっています。その一つが東京のお台場にある「東京トリックアート迷宮館」です。また、今年3月に、埼玉県・川越にトリックアートのミュージアムが誕生しました。川越の観光シンボルでもある「時の鐘」の上に昇ったように見える作品や、川越の人気スポット菓子屋横丁を題材にした作品など、ご当地ならではのトリックアートを取り入れ、新たな観光スポットとしても注目を集めているようです。

このトリックアートは、様々な広がりを見せていて、トリック○○というものが増えています。まずは「トリックステーショナリー(文房具)」。今話題になっているのが、トリックアートが描かれたノート。ページをめくると、本物そっくりの定規、90度に立ち上がる虹など、30作品のトリックアートがノートの中に収録。そのクオリティの高さに、ノートを販売していた展覧会では、1日200冊以上売れた日もあるとのこと。それから「トリックインテリア」。トリックアートのように生花が飛び出して見えるという額型の花瓶や、壁に穴が開いて見えるウォールステッカーなど、トリックアートの世界を自宅でも手軽に楽しめるアイテムが続々登場しています。このステッカーは通販サイトでも取り扱っているところがあるようです。

そして極めつけは「トリックフード」。一見、唐揚げに見えるけど実はドーナツといったように、見た目と中身が全く違い、他の食べ物の姿に扮した食べ物のことで、シュークリームを使ってたこ焼きに見立てたり、ゼリーやもち米、白あんを使ってお寿司のように仕上げるなど、まさに芸術作品そのものといった出来栄えです。

ここまで紹介した芸術は写真映えを狙ったものが多いですが、今度はプラス体験を一つ。徳島県鳴門市にある大塚国際美術館では、ゴッホの名画と共にアートコスプレを体験できる展覧会を開催中。ゴッホの「自画像」や「種まく人」などの名画の前で、レンタルで借りられる衣裳を着て撮影できる体験は好調で、今月末までだった会期が10月まで延長されました。このように写真を取って体験できることが今どきのアートの楽しみ方のようですが、くどうさんは「現代はインターネット上であらゆるものを見ることができるので、参加して体験できるということが、多くの人にとって大きな魅力を感じさせるのだろう。」と分析していました。

最近は商業施設や、道の駅など全国各地にトリックアートや、体験できるアートがあるようです。みなさんも身近なところで探してみてはいかがでしょうか。

番組情報
NHKジャーナル番組HP
平日 午後10時00分~11時10分 生放送
キャスター:山田康弘、菅野真美恵
ニュースデスク : 岩本裕、森田智之