
放送:日曜 20時00分〜21時00分(ラジオ第2)
150年前、イタリア統一の激戦の中から赤十字は生まれました。20世紀は「戦争の世紀」と言われましたが、赤十字は戦時・紛争時の活動にとどまらず、災害による救護や、結核、スペイン風邪などの医療・保健問題に直面して、事業の活動範囲を広げてきました。赤十字誕生から150年、これまでの歩みを振り返りながら、今日の人道事業の課題について考えていきます。
| 2/7 | 赤十字の誕生 1859年に起きた北イタリアのソルフェリーノの激戦の中からスイス人アンリ・デュナンの提唱によって赤十字は誕生しました。それはどのような思いから生まれたのか、デュナンの生きた社会との関わりから考えていきます。 |
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| 2/14 | 「国際人道法」の発展 1864年に採択された「ジュネーブ条約」16カ国が参加、10条からなるものでした。第1次、第2次世界大戦を経て、「国際人道法」が作られてきましたが、その今日的意義とはどのようなものか、考えていきます。 |
| 2/21 | 創設に大きな影響を与えた日本 第1次世界大戦の講和により、国際連盟が創設されました。国際連盟規約の第25条に各国赤十字社の役割が明記されています。これをもとに赤十字社連盟(現在の国際赤十字・新月社連盟)が創設されました。この創設に日本および日本人が大きな影響を与えたといわれています。そのいきさつを史実からひも解いていきます。 |
| 2/28 | 現在の人道問題と赤十字 冷戦崩壊以降の世界の中で、現在は途上国をとりまく「複合危機」や気候温暖化などが大きな課題になってきています。今日の人道問題の一端を実際の赤十字運動の取り組みから考えていきます。 |
東浦 洋(ひがしうら・ひろし)
1970年日本赤十字社入社。37年間にわたり、主に赤十字の国際事業分野を担当。この間、在ジュネーブの国際赤十字・赤新月社連盟に災害対策担当官として、またアジア・太平洋部長として各5年勤務。2002年4月に国際部長。北朝鮮「拉致」問題の首席代表、インドネシア・スマトラ沖津波災害の救援・復興事業などを手がけた。2007年4月から現職。