
放送:木曜 20時30分〜21時00分ラジオ第2)
再放送:金曜 10時〜10時30分(ラジオ第2)
江戸時代、農村の生産力向上にともない経済的な余裕が生まれ、町人文化が花ひらきました。商人が経済的な実権をにぎり、庶民が文化を享受するばかりでなく、文化の担い手となっていったのです。
庶民が文芸を楽しむためには、一つには、それを提供する「出版社」、「本屋」や「貸本屋」が必要であり、またその一方で、庶民自身文字が読めるばかりでなく、基礎的な教養が必要でした。
識字率の高さを支えた社会はどのようなものだったのか、書物がどのように行き渡ったのか、江戸時代の社会的な背景をふまえつつ、庶民が楽しんだカルチャー事情について紹介していきます。
| 放送日 | 再放送日 | 内容 | |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 1/5 | 1/6 | 江戸の読書事情 ―手習い塾、貸本屋、本屋 |
| 第2回 | 1/12 | 1/13 | 雑学・教養の宝庫「往来物」 ― 江戸庶民の学習テキスト |
| 第3回 | 1/19 | 1/20 | 神様はまず天神様 ―学問の神・天神様の伝説 |
| 第4回 | 1/26 | 1/27 | 男性は敵討ちが好き−敵討ちものの基礎知識 |
| 第5回 | 2/2 | 2/3 | 和歌はまず「百人一首」 −これだけは知っておきたい文芸教養その一 |
| 第6回 | 2/9 | 2/10 | 物語はまず「源氏物語」 −これだけは知っておきたい文芸教養その二 |
| 第7回 | 2/16 | 2/17 | わが住む地にも「うた」を−名所・歌枕の整備へ |
| 第8回 | 2/23 | 2/24 | 大江戸ベストセラー −よく読まれた庶民文芸とは |
| 第9回 | 3/1 | 3/2 | 旅する江戸庶民−江戸庶民の旅環境など |
| 第10回 | 3/8 | 3/9 | 小さい秋を見つけよう−季題・季語の共通化 |
| 第11回 | 3/15 | 3/16 | 江戸の同好ネットワーク −創作してこそ、参加してこその俳諧 |
| 第12回 | 3/22 | 3/23 | 日本人は物知りだった?−まとめ |
綿抜豊昭(わたぬき とよあき)
1932年 1958年生まれ、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授。専門は日本古典文学、図書館情報学。
著書に「連歌とは何か」、「松尾芭蕉とその門流」、「『膝栗毛』はなぜ愛されたか」ほか