
放送:水曜 20時30分〜21時00分(ラジオ第2)
再放送:木曜 10時〜10時30分(ラジオ第2)

樋口 隆一(ひぐち りゅういち)
1946年東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてドイツ留学。専門はバッハとシェーンベルクを中心とする西洋音楽史。音楽学研究、指揮、音楽評論と幅広く、現在は明治学院大学バッハ・アカデミー芸術監督としても活躍しています。
東日本大震災以来、バッハの音楽を聴く人が増えたといわれます。バッハの音楽は心を落ち着かせ、未来への希望を予感させてくれるからでしょう。特に教会カンタータや受難曲を聴くと、人間がいかに生きるべきかを考えさせられます。当時の市民たちは、毎日曜日の礼拝でこうした音楽を聴き、これまでの人生を振り返り、明日への希望を得ました。その意味でバッハの音楽は、ごく普通の人たちが精神の連帯を感じることを願って書かれたといえます。10歳で両親をなくしたバッハの音楽は、弱者へのいたわりの気持ちに満ちあふれています。そんなバッハの人生を振り返りながら、カンタータや受難曲を聴き、時代を超えた普遍のメッセージをとは何かを、バッハ研究ばかりでなく、実演にもとり組んできた体験を踏まえて解き明かしていただくものです。
| 放送日 | 再放送日 | 内容 | |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 4/4 | 4/5 | バッハと日本、バッハと私たち |
| 第2回 | 4/11 | 4/12 | 若き日のバッハ |
| 第3回 | 4/18 | 4/19 | ミュールハウゼン時代のカンタータ《神の時は最善の時》 |
| 第4回 | 4/25 | 4/26 | 狩りのカンタータ |
| 第5回 | 5/2 | 5/3 | ワイマール宮廷とカンタータ |
| 第6回 | 5/9 | 5/10 | ケーテン宮廷楽長バッハ |
| 第7回 | 5/16 | 5/17 | ライプツィヒの教会音楽とバッハち |
| 第8回 | 5/23 | 5/24 | コラール・カンタータ |
| 第9回 | 5/30 | 5/31 | 《ヨハネ受難曲》の謎 |
| 第10回 | 6/6 | 6/7 | 《マタイ受難曲》の初期稿と最終稿 |
| 第11回 | 6/13 | 6/14 | ライプツィヒの市民生活と世俗カンタータ |
| 第12回 | 6/20 | 6/21 | クリスマス・オラトリオ |
| 第13回 | 6/27 | 6/28 | バッハの晩年と《ロ短調ミサ曲》 |