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第44回 2007年3月8日放送 これまでの放送 トップへ この回のプロフェッショナルの道具へ

「仕事こそが、人を育てる」 ベンチャー企業経営者・南場智子

南場の豊かな表情に、社員たちも気持ちを盛り上げる

社長が一番、前のめり

 南場の会社は、携帯電話のサイトを中心にしたネットビジネスを行う。熾烈(しれつ)な競争の繰り広げられるIT業界、常に新規事業の開拓を積極的に続ける。
新しい企画を考える社員たちの話を聞くとき、南場は大切にしていることがある。それは、小さなことでも、面白い芽があれば、提案者以上に前のめりに考えることだ。未熟な部分は、後に議論をつくし実現化に向かわせればいい。まず最初に組織のトップが一番前のめりになることで、社員たちの気持ちを盛り上げ、アイデアを豊かにさせる。

現場から時に反発があっても、根気強く説得を続ける

大黒柱だから、抜く

 変化の激しい携帯ネットビジネスの世界。南場は、めまぐるしく変わる状況に機敏に対応するため、頻繁に人事異動を行う。その時、南場は、そのチームの大黒柱である、皆が頼りにしているエース社員を躊躇(ちゅうちょ)なく引き抜く。
すると、残されたチームのメンバーたちは、穴を埋めるために必死で仕事をし、次の大黒柱が生まれる。常に甘えられない状態におくことで社員たちを育てる、南場一流の人材育成術だ。

大勝ちする日までともに頑張ろうと、南場は語り続ける

苦しい時こそ、前のめりであれ

 もともと大手外資系コンサルティング会社に勤めていた南場。8年前、日本ではまだなじみの薄かったインターネットオークションサイトを作ろうと、たった5人で起業した。
しかし、サイトの開設直前に外注していたプログラムが手違いにより全くの白紙だったことが判明、会社存続の危機を経験した。ぼう然自失になり何もできずにいる南場を変えたのは投資家からの1通のメール。
「この事態をどう乗り越えるか、すべての投資家が見ています」。
その1か月後、南場は、11人の社員たちと、ただ前のめりに困難な事態を乗り越え、サイトを無事立ち上げた。闇の中でも、どこかに光が必ずあると信じ続ければ道は開ける。それが南場の経営者としての信念となった。

プロフェッショナルとは・・・

私にとっては、やっぱり与えられた責任をしっかりと果たすということをすごく重視している人だと思います。 南場智子

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