2019年

2019年10月22日(火)
幸せのひと皿母の覚悟
ホテル総料理長・樋口宏江

山崎豊子の小説『華麗なる一族』の舞台として知られ、国内外の賓客をもてなしてきた三重の老舗ホテル。その7代目にして、女性初の総料理長・樋口宏江(48)に密着する。伊勢志摩サミット(2016年)で、自ら考案したフルコースでオバマ大統領(当時)など各国首脳をうならせた「樋口ワールド」と称される極上フレンチの秘密に迫る。樋口には、「男性社会」とされる料理界で女性のキャリアを切り開いてきたパイオニアとしての顔もある。二児の母として、夕方になると自宅に戻り、夕飯の支度をするのが日課。だが、この夏、アワビの長引く不漁で、新たな看板メニューの創作を迫られた。だが、メニュー開発は、苦戦。そこで繰り出した一手とは。母として、総料理長として、「昨日よりも今日、今日よりも明日」と挑み続ける日々の記録。

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