2019年

2019年6月4日(火)
食いしん坊の覚悟
雑誌編集長・植野広生

出版不況をものともせず、発行部数を伸ばす“食の専門誌”がある。発行部数は毎月10万部以上。その編集長を務めるのが、植野広生(56)。読者の胃袋に訴えかける、独自の視点や斬新な企画を連発。2年前、植野が編集長になって以来、売り上げは10%以上伸びている。その秘密は、徹底した現場主義。植野自身も全国各地の名店を食べ歩く。その数、年間600軒。「おいしさとは、なにか」、その答えを探し求め、自分の足で、目で、舌で、見極める。

ここ最近植野は、食パンやおにぎり、さらにはシュークリームなど「シンプルな料理」をあえて取り上げ続けている。インターネットにおいて、食に関する情報があふれかえっている時代。そんな時代だからこそ、「シンプルで、おいしい、本物」を読者は求めていると植野は言う。

番組では、雑誌作りの現場に密着。いかにして、隠れた名店を探しているのか?理想のおいしさとは何か?自称“食いしん坊ニッポン代表”という名物編集長の、「覚悟」に迫る。

Page Top