2018年

2018年9月3日(月)
我々は、最後の砦(とりで)
信用組合理事長・山本明弘

「上っ面だけじゃなくて、腰の入った支援をせにゃつまらん!それが地域金融機関の使命じゃろ!」正論を堂々と吐き、部下に「金融とはいかにあるべきか」を毎日熱く語る男が広島にいる。それが、全国の金融関係者からも注目される広島市の信用組合のトップ、山本明弘だ。
山本は、地道に中小企業への融資に専念し、マネーゲームに走らない姿勢を貫きながら、なんと15期連続の増収増益。その信念は揺るぎない。
「地元で集めたお金”=預金」を「“地元の企業に還元”=融資する」という金融の原点。しかしそれは言うはやすいが、行うは難い。融資先の可能性や状態を見誤れば、すぐに金融機関として立ち行かなくなるからだ。そこで山本は72歳の今も、現場でしか感じとれない“空気”があると、毎日5件の融資先の工場などを訪ね歩き、厳しくも、愛情豊かな目で見守る。
この夏部下とともに挑んだ、ある会社への支援。その行方は?熱血金融マンの格闘の日々に密着!

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