日本ラグビーを急成長させ、世界ランキングを過去最高の9位にまで押し上げることに成功したエディーさん。そんなエディーさんがチームを率いるときに最も大切にする流儀が、「強みを知り、強みを伸ばす」というものだ。
体格が最もものを言うスポーツのラグビーにおいて、体が小さい日本人はこれまで世界の強豪にはまったく歯が立たなかった。だがエディーさんは、日本人の強みを徹底的に観察し、それを伸ばすことで世界の強豪相手にも打ち勝つ集団へと進化させた。エディーさんが考える、日本人の強み。それは、どんな過酷な練習にも耐え、向上心を持ち続ける“勤勉さ”だ。エディーさんは、日本人の勤勉性を生かして、早朝6時から練習を始め、選手を徹底的に追い込むことで、世界一タフなチームを築こうとしている。
「日本人の強みは、真面目で忍耐力があることです。それは間違いなく世界一です。他の国の選手なら、とっくに逃げ出しているでしょう。」(エディー)