宇宙開発には常に危険が伴い、リスクがある。
2013年、日本人初の国際宇宙ステーションの船長(コマンダー)という重責を担う宇宙飛行士・若田光一(48)。
火事や急減圧といった緊急事態が起こった時、仲間の命を守る責任を負わねばならない。
若田が日々の訓練で、常に肝に銘じているのが、危険やリスクがどこにあるのかを絶対に見逃さず、リスクと向きあいながら一歩一歩前に進むということだ。
宇宙飛行士の日常は、途方もない量の訓練をこなし続ける毎日。訓練につぐ訓練、それ以外に危険や恐怖を遠ざけることはできない。
「宇宙飛行だけがミッションではなく、毎日がミッション」だと若田は言う。