企業と契約し、その広報・PR活動を担う伊藤。仕事に臨むとき、大切にしているのが、相手の中にある潜在的な「宝」を掘り起こすことだ。伊藤は、頑張っている企業にはどのような業種であれ成功につながる財産が眠っていると見る。そしてその財産は、時として内部では気づきにくいことがあるという。伊藤は外部の冷静な目をもって、相手の強みを見定め、それを広報PR戦略につなげていく。
企業と契約し、その広報・PR活動を担う伊藤。仕事に臨むとき、大切にしているのが、相手の中にある潜在的な「宝」を掘り起こすことだ。伊藤は、頑張っている企業にはどのような業種であれ成功につながる財産が眠っていると見る。そしてその財産は、時として内部では気づきにくいことがあるという。伊藤は外部の冷静な目をもって、相手の強みを見定め、それを広報PR戦略につなげていく。
商品を吟味し、強みを見定める
伊藤の仕事は、ただ一方的に企業や商品の情報を広く伝えるだけではない。喜びや楽しみといった感情が人々の間で伝染し爆発的に広がっていくようなきっかけを、伊藤は仕掛ける。今の時代、ツイッターや携帯メールによって、人々の感情は瞬時に広がっていく。それらの「うねり」を引き起こすことができれば、時に予想以上の成果を上げられると、伊藤は考える。
新規店舗のオープンに大量の人が集まった
伊藤は今、日々の業務に加え、広報・PRの仕事の意義を伝えることに力を入れている。
伊藤が考える広報とは、ただお金をかけて情報を大量発信することではない。まずは、目の前にいるひとりの人に熱く思いを伝えることからすべてが始まると考えている。
「熱く思いを伝える」ことが広報の基本
さまざまな企業と仕事を行なう伊藤。相手と信頼関係を築くために、細やかなこだわりをもつ。
服装は、派手すぎずかつ魅力的に見えるバランスを計算している。また、ときに商品の企画そのものやブランドイメージの策定にまで深く関わる伊藤は、相手に自分の本気の思いを伝えるために、前のめりに情熱をもって伝える。
伊藤が広報PRを担うイギリスの有名ブランドの関係者は、伊藤についてこう語る。
「消費者が飽きやすく、ブランドも多くある日本という市場で、消費者にメッセージを届けるのは簡単ではない。このような中で、広報PRとしての伊藤さんたちの働きを高く評価している」
黒を基本として、かつ地味すぎない
外部の広報PRとして、企業と契約し働く伊藤。相手企業といっしょに課題に取り組む中で、自分の考えてきたこと、経験を伝え、契約が終わった後でも、相手にとって「遺産」となる何かを残すことを目指している。それができて初めて、仕事の結果を残したことになると伊藤は考える。
熱く伝え続ける