人を動かし、時代を動かした男・坂本龍馬。その秘密はどこにあるのか。「龍馬の流儀」を探るべく、脳科学者・茂木健一郎が歴史資料を解析。浮かび上がってきたキーワードは「ミラーニューロン」だ。自分のやることは、鏡に映したように相手の脳の神経細胞で表現されるといわれている仕組みのことだ。つまり、龍馬がすべてをさらけ出して相手と向き合ったことが、ミラニューロンの働きによって相手の警戒心をほどかせる事につながり、結果的に人びとの心をつかみ、時代を動かしたのではないかと茂木は推測。龍馬は、脳の天才だったのだ。
人を動かし、時代を動かした男・坂本龍馬。その秘密はどこにあるのか。「龍馬の流儀」を探るべく、脳科学者・茂木健一郎が歴史資料を解析。浮かび上がってきたキーワードは「ミラーニューロン」だ。自分のやることは、鏡に映したように相手の脳の神経細胞で表現されるといわれている仕組みのことだ。つまり、龍馬がすべてをさらけ出して相手と向き合ったことが、ミラニューロンの働きによって相手の警戒心をほどかせる事につながり、結果的に人びとの心をつかみ、時代を動かしたのではないかと茂木は推測。龍馬は、脳の天才だったのだ。
龍馬脱藩から2年が過ぎた元治元年6月。京の街では、倒幕の機運が高まりつつあった。当時龍馬も、倒幕の機会を伺っていたが、なぜか動こうとはしなかった。そのころ龍馬は、姉の乙女にあてた手紙で「ねぶと」(土佐言葉でおできなど腫れ物のこと)という言葉を用いて「天下を動かすなら機が熟すまで待つべきだ」と記している。龍馬の読んだ通り、7月の禁門の変で長州軍は幕府側に敗退し、倒幕の機運はしぼんだ。龍馬はその卓抜した時勢を読む目で激動の幕末を見すえ、時代を動かしていくことになる。
今回、大河ドラマ「龍馬伝」で主役の坂本龍馬役に挑む福山雅治。福山にとって時代劇は初挑戦となる。芝居はあくまで独学であるという福山、役作りにおいては「決めてかからない」ことを大切にしているという。事前に1人で芝居を固めすぎず、あえて台本をあいまいに記憶して撮影現場に入ることで、演出家の意向の変化に柔軟に対応したり、共演者と芝居を合わせてみた時によりクリエイティブな試みに挑む事ができるという。