木村は毎朝7時に出勤する。定時の2時間半も前に来るのは、メールをうつため。会った人には、すぐにお礼のメールを送り、届いたメールにもなるべくすぐに返事を返す。さらにメールだけでなく手紙やはがきもこまめに出す。地域再生の活動への理解者・協力者を少しでも増やすためだ。
そんな木村が、最も心がけることは、メールなどの間接連絡にとどまらず、なるべく人に直接会うこと。言葉だけではなく、体全体で相手にメッセージを伝えることが出来るからだ。1年間で4000人もの人と名刺交換し、地域再生の種をまき続ける木村は言う。「人と会うことが好きでなければ、公務員は出来ない」