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第102回 2008年11月18日放送

介護は、ファンタジー 認知症介護・大谷るみ子


心は、生きている

認知症になってさまざまな能力が失われても、多くの人に「感じる心」は残っている。
暴れたり大声をあげたりするのは、心の苦しさの表れだと考えられている。
一番困っているのは本人だという大谷は、認知症によってできなくなったことを手伝ったりしながら、本人が自分の力を精いっぱい発揮しながら暮らし続けられるよう、支える。

写真寄りそって声をかけ続ける


あなたは、とても大切な人

大谷が気になっているひとりの女性がいる。この半年、昼夜を問わず「徘徊(はいかい)」が目立つようになっていた。
認知症が進行し、不安が強まっているためだと考えていた大谷は、徘徊にとことんつきあい、つらい心の内をできる限り話してもらう。
相手と正面から向き合うとき、いつも大谷の胸にあるのは、「あなたは、とても大切な人」という思いだ。

写真とことん話を聞く大谷


心に向き合うのが、仕事

24時間、認知症のお年寄りと向き合う介護の現場。
とくに、お年寄りたちの不安が強まる夜の勤務は容易ではない。
入居者ひとりひとりの寝る準備の手伝いや安全管理など、多岐にわたる夜勤の業務だが、忘れてはならないのが、相手の気持ちを本当に理解して「心に向き合う」ことだと大谷は考える。
この夏、転職してきたばかりの36歳の新人が、夜勤に臨むことになった。
屋外へ何度も飛び出す女性、しきりに話しかけてくる女性――次々と事態が動く中、お年寄りたちの心に向き合いきれるか。

写真新人に自分のかかわり方を見せる大谷


プロフェッショナルとは…

何が、大切かっていうのをちゃんとわかっていて、いっぱい壁があるんだけど、それにきちんと向き合って、何だろ、いつもね志を高く持って進んでいく人、じゃないかなと思うんですけど。

大谷るみ子

The Professional’s Tools

書類の詰まったバッグ

グループホームの外での活動にも力を入れる大谷は、そのための資料をいつも大量に持ち歩いている。
また、予定でびっしり埋まった手帳には、入居者の小学生の孫の卒業式などの行事も書き入れている。
認知症のお年寄りにとって、家族との関わりは大きな喜びになるからだと考える大谷は、行事などにできる限り一緒に参加する。

写真多岐にわたる活動の資料


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