興行収入150億円を突破し、今年1番のヒットを続ける映画「崖の上のポニョ」。
次々とヒット作を生み続ける巨匠・宮崎駿。しかし、映画監督デビューは38歳と遅く、ヒットにも恵まれない不遇な時代があった。
若いクリエーターたちが世の中に認められるために何が必要なのか。その問いに宮崎がこう語った。
「つまらない仕事で人に認められることですよ。つまらない仕事でも自分のアイディアをふんだんなく注ぎ込んで。僕、よく言われました、そんなにアイデアを出していたら枯れちゃうよって。若い時に、20代です。何も形も名前も残らないところでも、こう、思いついたことは何でも。結構、楽しみながらやりました。ずいぶん試行錯誤というか、とんでもない失敗も何度もやりましたけれども。」