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第84回 2008年4月15日放送

輝け社員、よみがえれ会社 工場再建・山田 日登志


「ムダ」を見つける

山田の工場改革術。それは、工夫次第で必要なくなる作業や設備を見抜くことから始まる。例えば、機械が自動的に加工している間、それをただじっと監視すること。組み立てた製品を出荷場に運ぶために、延々と長い距離を歩くこと。こうした利益を生まない仕事を山田は「ムダ」と呼ぶ。「ムダ」は作業手順や設備のレイアウトなどを少し工夫することで、取り除くことが出来る。そうして生まれた労働力やスペースを最大限に活かして、新製品の製造など新しい仕事を行う。

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自分で考える社員を作る

山田が目指すのは、現場の社員たちが工場の利益アップに積極的に取り組むこと。そのため、山田は改革を強引に推し進めるのではなく、出来るだけ社員の自主性に委ねることを心がけている。90年代、山田が大手電機メーカーの工場に導入した「セル生産」は、一人または数人で製品を完成させてしまう生産方式。ベルトコンベヤーを使った分業と比較すると、一人が受け持つ仕事は多くなるが、独自の工夫を凝らす余地が大きいため、努力しだいで分業をはるかに上回る生産性を発揮できる。社員のやる気を引き出せば、工場は無限に強くなる。それが山田の信念だ。

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あえて、鬼になる

3月、山田は難しい工場改革に取り組んでいた。創業80年の伝統を誇る名門家具工場。家具市場が縮小するなか、大幅な生産改革を必要としていたが、職人たちは高い技術を持つがゆえに、これまでのやり方を容易に変えられずにいた。山田に求められるのは、生産性をあげながらも、職人たちがこだわる高い品質を守り抜くこと。山田は時に厳しい言葉を投げつけながらも、職人たちとのガチンコ勝負に挑む。

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プロフェッショナルとは…

僕の解釈は、使命を感じて時間を費やす。それを人が称賛してくれるような人を、僕はプロといいたいですね。

山田 日登志

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