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第82回 2008年4月1日放送

ワンクリックで、世界を驚かせ ウェブデザイナー・中村勇吾


新しいコミュニケーションの扉

中村はウェブサイトの役割をただの情報発信の手段とはとらえない。インターネットだからこそ実現できる新しいコミュニケーションの舞台だと考えている。 例えば企業の環境キャンペーンのサイト。ユーザー1人1人が書き込んだメッセージがウェブ上で枝葉となり1本の木に育っていくと、オーストラリアの島に実際に木が1本植樹されるというプロジェクトを実現した。現実社会にはない、企業とユーザをつなぐ新しいコミュニケーションを生み出した。

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写真企業の環境キャンペーンのサイト


試行錯誤を、楽しみつくす

ウェブサイト制作が佳境にはいると1日12時間近くパソコンの前に座りっぱなしになる中村。デザインを練るために、何度もプログラムを書き換えては試行錯誤を繰り返す。ただしいくら追い込まれても、そこに悲壮感はない。どうすればもっと面白いデザインを作ることができるのか、あくまで面白がりながら、試行錯誤を繰り返す。

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面白さの原点を、忘れない

1月、中村は大手アパレルメーカーから新たな仕事を託された。Tシャツ販売のグローバルキャンペーンに関するテレビCMとウェブサイトを制作する仕事だ。課題になったのはテレビCMに連動する、新しい形のウェブサイトを作ること。
悩んだ末に中村が参考にしたのは、8年前に自分が作ったウェブサイトだった。サラリーマンを辞めてウェブ業界へとびこんだばかりの時に自らが手がけた、まさに原点ともいえるサイトだ。
日々手段が高度化していくウェブの世界で、中村がいつもたちかえるのは、時代の流れに左右されない普遍的な面白さだという。

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プロフェッショナルとは…

やっぱり一つひとつまったく同じ仕事というのはなくて、その最初で最後の出会いというのをいかに濃密に過ごせるかということをやっている人だと思いますね。

中村勇吾

The Professional’s Tools

パソコン

中村の仕事道具はパソコン。だが、普段はパソコンは持ち歩かずデータだけ持ち歩く。

写真中村勇吾 個人サイトのTOPページ


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