技術情報 NHK information
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載を禁じます。
◆テレビとスマホやIoT機器の連携を容易に
「ハイコネ®・ライブラリ(Hybridcast Connect Library)」を開発
(平成30年5月22日)

□ NHKは、スマホのアプリケーション(以下、アプリ)やIoT機器などと、ハイブリッドキャスト対応テレビを連携させるためのソフトウェア「ハイコネ®*1)・ライブラリ(Hybridcast Connect Library)」を開発しました。

□ これまでハイブリッドキャストテレビとスマホなどの連携(端末連携機能)は、テレビ受信機メーカーごとのアプリまたはIPTVフォーラムが推奨する共通アプリケーション(ハイコネ)によって実現されていました。しかし、これらは利用シーンが限定されるため、柔軟なサービス提供が困難でした。

□ 今回開発したハイコネ・ライブラリにより、新規のサービス開発はもちろん、放送局が既に提供しているサービスやアプリにも、受信機メーカーに依存せずに端末連携機能を組み込みやすくなり、この機能を使用したサービス提供が容易になります。

□ このライブラリは、最新のハイブリッドキャスト運用規定*2)にも対応しており、テレビを見ていなくてもスマホなどのアプリからテレビと連携することが可能となります。例えば、スマホに送られた通知からワンクリックで、番組や関連した動画をテレビで視聴できるようになります。さらに、テレビの視聴とスマホのサービスとのデータ連携が容易になり、生活行動に密着した多様な放送サービスの創出が期待できます。

□ 5月24日(木)〜5月27日(日)に開催する「技研公開2018」では、このライブラリを活用したさまざまなサービスを展示します。今後も、放送がより身近に、皆様の暮らしに溶け込んだメディアとなるよう、研究開発を進めていきます。


*1) Hybridcast Connectの略称で、端末連携機能を組み込んだ共通アプリケーション

*2) IPTVFJ STD-0013 2.7版、ハイブリッドキャスト運用規定で改定作業中

 
 
 
ページトップにもどる
経営情報へ戻る前に戻る