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災害時に映像を自動的に放送局まで伝送する
“災害映像自動伝送システム”を開発
(平成27年2月9日)


□ NHKは、屋外に設置した情報カメラなどの映像を常時収録し、地震や異常気象が発生した際に、自動的にその映像を放送局に伝送する「災害映像自動伝送システム」を開発しました。

□ これまで、地震の揺れを検知して発生前後の映像を収録するスキップバックレコーダをはじめ、正確・迅速なニュース報道を支える装置の開発を進めてきました。今回開発したシステムは、気象庁からの情報を受信すると、取得したい時刻の映像を自動的に指定し、情報カメラ などの映像を携帯電話等のインターネット回線で伝送することができます。

□ 携帯電話のように回線輻輳時に途切れる可能性のある回線でも、映像を秒単位に細かく分割した複数のファイルを同時に伝送することで、伝送エラー発生時も素早く回復でき、高画質な映像を確実に送り  届けることが可能です。

□ また、複数の地点から同時に収録映像を伝送する際には、震度の大きかった場所の映像など重要度の高い映像を優先的に伝送できるよう、放送局側から伝送する分割ファイル数を変更して伝送レートを調節できます。

□ このシステムは「第44回番組技術展」(2月9日〜11日、NHK放送センター)でご覧いただけます。

 
 
 
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