技術情報 NHK information
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載を禁じます。
◆Hybridcast受信機を開発
〜放送通信連携サービスの実現に向けて〜
(平成24年5月10日)


□ NHKは、放送と通信を連携させることで、より魅力的なサービスの提供を可能とするHybridcast® *1)(ハイブリッドキャスト)の研究開発を進めています。今回、メーカー5社*2)の協力を得て、Hybridcast受信機を開発しました。

□ Hybridcast受信機には、次世代標準としての策定が進められているHTML5*3)ブラウザ機能を搭載することによって、通信との親和性をより一層高め、多彩な放送通信連携サービスを実現します。

□ これによって、テレビの大画面で家族みんなが放送番組を楽しみながら、手元のタブレット端末では個人の趣向に合った情報を見るなど、利便性に優れたさまざまな視聴スタイルを提供することができます。

□ さらに、視聴中の放送番組に関連する追加コンテンツを通信経由で受信し、放送番組と同期して合成表示することによって、自分の好みに応じた番組の楽しみ方を選択することも可能です。このほか、緊急地震速報などのような重要な放送を優先して表示するなど、信頼できる情報を確実に提供するための仕組みも備えています。

□ 今回開発したHybridcast受信機は、5月24日(木)〜27日(日)に開催する放送技術研究所の一般公開でご覧いただけます。今後、Hybridcastの実現に向けた実証実験などで本受信機を使用する予定です。

*1) Hybridcast® (ハイブリッドキャスト)は(財)NHKエンジニアリングサービスの商標です。
*2) シャープ(株)、ソニー(株)、(株)東芝、パナソニック(株)、三菱電機(株)
*3) HTML5 (Hypertext Markup Language 5) : W3C (World Wide Web Consortium)が策定を進めているウェブアプリケーション記述言語


 
 
 
ページトップにもどる
経営情報へ戻る前に戻る