□ NHKは、多重合成やカラーグレーディングも可能な「高機能ノンリニア編集機」を開発*)しました。編集作業から高度な映像加工までを1台で実現できるため、番組の演出効果を大幅に高めることができます。
□ 現在、NHKの地域放送局ではノンリニア編集機により番組を制作していますが、番組タイトルなどのイメージ映像の制作に必要な多重合成やCGデータを活用できる高機能ノンリニア編集機は、高価かつ専門知識が必要となるため、地域放送局での番組制作体制や業務フローに適した編集機の開発が望まれていました。
□ そこで今回、簡単な操作で高度な映像合成が可能な「高機能ノンリニア編集機」を開発しました。主な特徴は以下の3点です。
(1)簡易な操作で映像合成が可能
(2)GPU処理によるリアルタイム性を追求
(3)シンプルなシステム構成により低コストを実現
□ 今回、開発した装置はInterBEE2011(11月16日〜18日、幕張メッセで開催)において、さくら映機(株)のブースで展示する予定です。
※)NHK宮崎放送局が、さくら映機(株)と共同開発
図1 編集画面例(クロマキー合成)
図2 合成画面例(3D変形)