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  ◆“メッセージカメラ”の開発
〜新たな視聴者参加のために〜
(平成16年9月16日)


○ NHKは新たな視聴者参加システムとして、視聴者の皆さんのメッセージを自動で収録し、放送局に転送する“メッセージカメラ”を開発しました。 ○このシステムは、地震の瞬間映像を収録するための設備として開発したハイビジョンスキップバックディスクレコーダー*1とハイビジョンカメラを使用して視聴者の皆さんのメッセージを自動で収録します。

○人感センサーを使った自動収録機能により無人での運用が可能となりました。専用のカーゴにカメラ、マイク、照明等を一体化することで設営が容易となり、イベント会場などでのメッセージ収録にも活用できます。

○ 蓄積伝送機能を有しているため、インターネットに接続可能な環境であれば収録後に自動的に放送局へ素材を伝送することができます。

○ NHKでは、地上デジタル茨城県域放送の開始にあわせて、この“メッセージカメラ”を水戸放送局に整備します。「茨城300万人メッセージ」として多くの視聴者の皆さんのメッセージを番組の中で伝えていきます。

※1 ハイビジョンスキップバックレコーダー
  ハイビジョンカメラの映像をディスクレコーダに常時収録し、地震発生時などにその瞬間のハイビジョン映像を再生することができるシステム。(財)NHKエンジニアリングサービスと共同開発(平成16年3月29日報道発表)。


[諸 元]
映像入出力 HD−SDI
音声入出力 エンベデッド、またはAES/EBU
記録フォーマット MPEG2(22Mbps〜45Mbps)
主な構成 HDカメラ、マイク、LED照明
メッセージPC、映像モニター、スピーカー
人感センサー、
振動センサー、WEBカメラ(監視用)
IP伝送機能 蓄積伝送(暗号化伝送)
ストリーミング伝送
外形寸法 606(W)×1595(H)×670(D)mm


【写真1】 メッセージカメラ外観


【写真2】水戸放送局正面ロビーに設置したメッセージカメラ





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