ハイビジョン1/2インチデジタルVTR用信号圧縮装置について







信号圧縮(伸張)装置の特徴


○符号化にはフィールド内DCT(Discrete Cosine Transform ;離散コサイン変 換)を採用。コンポーネント信号処理(4:2:2)で10ビット量子化。

○元のハイビジョン信号を約1/4程度に圧縮してD−5VTRに記録できる信号に変換するが、圧縮率が低いので、
・元信号からの映像劣化が非常に少ない。
・圧縮された信号で各種の画像処理を実施しても(DVEなどの編集処理)、画像の劣化が少ない。

○このメリットを利用して、放送局での標準的なハイビジョン用VTR(スタジオ再生収録用、編集用など)として使用することができる。

○アトランタオリンピックまでは、この圧縮装置を外付けアダプターとして対応したが、今はD5VTRと一体型とし、HD D5VTR(写真)として運用している。





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